さかな料理 春の漁師めし~淡路島の生さわら丼~ 淡路島の鰆漁は、明治時代より以前から盛んに行われてきました。鰆は春を告げる魚といわれ、解禁日には高値で取引されています。4月20日の解禁日から11月末まで鰆漁は続きます。「鰆来て 瀬戸の内海 活気づき」 宇野政江も詠んでいます。 鰆は出世魚で、成長に従って呼び名が変わります。若魚は「サゴシ」呼ばれ、次に「ヤナギ」、成... サカマ
さかな料理 和歌山県海南地方の漁師めし『魚の煮合い』と『だんご汁』 和歌山県では漁師めしによって魚のおいしさを知ってもらおうと、地元で獲れた魚を使った漁師めしのイベントを展開しています。 ☑まずは『煮合い』から紹介しましょう。煮合いというのは魚を煮る料理ですが、和歌山県加太地区を中心に「炊き食い」という料理が漁師さんによって開発されました。この料理は煮魚とは違って、煮込まないうちに食べ... サカマ
さかな料理 青森の漁師めし『ドウグ鍋』って知ってますか? 先日テレビの「秘密のケンミンショー」で放映されたのですが、大変興味を持ちました。青森は下北半島の漁師さんが開発した漁師めしです。下北半島では冬の定番料理になっているようです。今回の漁師めしはドウグ鍋、具材は「タコ」です。 青森県下北地方風間浦村の漁師めしは、「タコのドウグ」を食べるということでした。津軽の海ではタコが豊... サカマ
さかな料理 高知の漁師めし~鰹のたたき~ 高知といえばまず一番に頭に浮かぶのは「鰹」でしょう。カツオは春と秋の2度にわたって旬を迎える魚です。中でも春から初夏にかけて獲れる初鰹は、季節を感じさせる逸品ですね。「目には青葉、山ホトトギス、初がつお」江戸時代の俳人、山口素堂も詠んでいます。 鰹料理といえば代表格は「鰹のたたき」でしょう。料理の起源は土佐漁師のまかな... サカマ
さかな料理 〜素敵な漁師めし~ 魚って本当に素晴らしいものなんですね 漁師めしと聞くと漁船の上や、漁港に帰って獲れたての魚介で料理される豪快なご飯を連想しますね。テレビなどで漁師めしが紹介されると、船上で刺身として食べるシーンも多くみられます。また、港に戻ってから、漁師の奥様方が集って、海岸で豪快に魚介をさばき、いろんな調理方法で、漁師めしを紹介されます。 漁師めしのいいところは気取るこ... サカマ
さかなの旬 初夏の魚といえば鮎(あゆ) 新緑の初めに、清流に身を躍らせて太陽にその銀鱗を反射させる若アユの姿は実に美しく、まさに初夏の使者、清流の女王と呼ばれるにふさわしい趣があります。初夏から夏が旬で、白身で独特の香りをもっています。 市場に出ているアユの8割は養殖物で、近年は国内消費だけでなく、隣国の台湾やアメリカ西海岸まで輸出しています。 現在、アユは... サカマ
さかなの旬 春を運んでくる鰊(にしん) 3~5月の北海道周辺に春を運んでくると言われたニシンは、産卵の為に沿岸へ大量に押し寄せました。 ニシン漁は、大正時代が最盛期で、70~80万トンありましたが、地元の人が「群来(くき)」と呼ぶ集団産卵現象が昭和30年になると突然途切れて、姿を消した幻の大衆魚である。現在では北海道の風蓮湖(ふうれんこ)などの湖沼ニシンや沿... サカマ
さかなの旬 毛蟹は冬だけじゃない 今では、人気の高い毛蟹(毛ガニ)も戦前までは見向きもされなかったそうです。 戦時中の食糧品統制を受けて売る物がなくなった時、長万部駅の構内立ち売り業者がしかたなく統制を受けてない毛ガニを茹でて売り出したところ、人気が出始め、終戦後に飛ぶように売れ始めたといわれています。 「タラバガニ」、「ズワイガニ」、「毛ガニ」が三大... サカマ
さかなの旬 鯛の旬は二つある! 魚には旬が二度ある物が有ります。例えば、フグは冬場の魚として知られていますが、、その逆の季節(夏)でも美味しいです。 サワラ(鰆)も春の魚と書くので春が旬のものだと思われがちですが、産卵期前の秋の方が脂が乗っていて美味だとされています。 鯛にも旬が二つあると言われています。 一般的に鯛の旬は春だとされています。 桜が咲... サカマ
さかなの旬 春のトビウオ。春トビ! トビウオ(飛魚)は、地方によって、アゴ(長崎・福岡・島根・鳥取・能登)、トビ(関西)、ウズ(三重)、ツバクロ(石川)、フルセン(紀州)、タチョ(富山)、マイオ(焼津)などと呼ばれて親しまれています。 トビウオは、なんといってもタタキや刺身で食べるとおいしい魚です。 トビウオといえば飛翔(ひしょう)ですが、『和漢三才図会... サカマ