漁港名:小浜(おばま)魚港
所在地:福井県小浜市
小浜という名称の漁港は福島県や三重県などにも複数存在するのですが、今回ご紹介するのは福井県小浜市にある小浜漁港です。
小浜漁港は小浜湾の主港であり、古くは北前船の停泊地として栄えてきました。
小浜漁港を有する若狭湾の沖合では暖流と寒流が交り、絶好の漁場となっています。
小浜漁港には若狭湾とその支湾である小浜湾の魚介類が水揚げされます。
小浜漁港の名産として、若狭ガレイ(ヤナギムシカレイ)や甘鯛があります。
若狭ガレイの漁は毎年9月から翌年の5月頃まで底引き網漁で行われます。漁で捕れた若狭ガレイは「一夜干し」に加工されます。
その若狭ガレイは福井県の名産である越前ガニと並び、毎年皇室へ献上される高級品です。
甘鯛は京の都では「ぐじ」と呼ばれ、特に若狭ものを「若狭ぐじ」として古くから珍重されてきました
その他にも小浜漁港では、
ナメラ、レンコダイ、アオリイカ、スルメイカ、ブリ、ワラサ、ツバス、サヨリ、マダイ、サゴシ、スズキ、シンコ、マルトビ、アジ、カミナリイカ、コウイカ
などの様々な魚介類が揚がります。