夏
夏の記事一覧
夏の旬と言えば、アジやアユ、ハモなどたくさんあります。 『ウナギ』も7月の土用の丑の日に良く食べられていますが、実は夏が旬ではないのご存知でしたか?! ウナギの旬っていつなの? 夏の風物詩のウナギも、実は江戸時代以前では旬が秋から冬のうなぎは夏の料理として振る舞われるようなものではありませんでした。 そこで、江戸時代の...
先日、『牡蠣に含まれているタウリンの新機能』についてサカマ図鑑を書きました。 その牡蠣ですが、よく食べられているものが「真牡蠣」「岩牡蠣」と2種類あるのをご存知ですか? 本日はその真牡蠣と岩牡蠣の違いをご紹介します! いざ岩牡蠣と真牡蠣を比べると、実は成長する期間や産卵時期、旬として出荷される時期や味、そのすべてに大き...
そもそもナマズってどんな魚? ナマズとは、ナマズ目ナマズ科に属する魚の一種です。 大きく扁平な頭部と幅広な口をもっており、特徴的な長い口ひげを備えています。また、ウナギやドジョウのように、ヌルヌルとした体表も特徴の一つです。 ナマズは電気を受容できる性質をもっていたり、味覚を感じる「味蕾」が全身にあったりと、感覚が敏感...
前回はトビウオが空を飛ぶ仕組みについてお話をしました。 大きな胸ビレをグライダーのように飛翔する姿はとても優雅に見えますが、実は外敵から逃げている最中でのっぴきならない状況なのです。 今回はトビウオの漁業的活用について綴ってゆきたいと思います。 主にトビウオは刺網、浮刺網、定置網、すくい漁で漁獲します。 トビウオ漁でポ...
さて引き続き、今回もトビウオのお話をしてゆきたいと思います。 トビウオの最大的特徴はまさに“飛ぶ”ことですが、海面数メートルの高さを時速50キロ以上のスピードで100メートル以上も滑空します。 さらに大型のものでは500メートル以上も滑空ができるのです。 2008年、NHKの撮影クルーが鹿児島県沖合で45秒にわたりトビ...
6月も中旬になり、西日本と東日本が相次いで梅雨入りしました。 じめじめとしたこの一カ月が過ぎると、灼熱の季節が到来です。 年々歳を重ねるに連れて、舐めるような日本の夏の暑さが体に堪えてきつつありますが、一年で最も生命活動が盛んな季節、やっぱりやって来るのは嬉しいものです。 夏場、船に乗っていて海面を眺めているとトビウオ...
かつおのお話も5話目に突入してしまいましたが、まだまだ“かつおぶし”のお話も続きます。 何卒ご容赦のほどを…。 前回はかつおぶしの製作過程について綴りました。 釜立てしたなまり節を培乾・あん蒸を繰り返して節内の水分を飛ばし、形を整えたものが“裸本節”いわゆる薩摩節の完成というところまでですね。 さて、土佐節と呼ばれる“...
かつおのおはなしといいつつ、かつおぶしの話が続いていますがよろしくお付き合いの程を…。 さてかつおぶしの製造方法ですが、まずカツオの身を3枚におろして片身の肉を縦に2つに割ります。 これを「身割り」といい、背の方を“雄節”腹の方を“雌節”と呼びます。 ちなみに小さなカツオは身割りをしないので背と腹が一体になっており、こ...
さて前回ではかつおぶしは縄文時代から永らくはカツオの身を干しただけのもので、今の様なかつおぶしになったのは300年前の江戸時代になったことをお話しました。 江戸時代、紀州の甚太郎という人物が燻製にして魚肉中の水分を除去する燻乾法を考え、現在の荒節に近いものが作られるようになりました。 燻製で作られたかつおぶしは熊野節(...