さかなの知識 ナマズはまずい?その味や美味しいレシピ、旬な時期をご紹介 そもそもナマズってどんな魚? ナマズとは、ナマズ目ナマズ科に属する魚の一種です。 大きく扁平な頭部と幅広な口をもっており、特徴的な長い口ひげを備えています。また、ウナギやドジョウのように、ヌルヌルとした体表も特徴の一つです。 ナマズは電気を受容できる性質をもっていたり、味覚を感じる「味蕾」が全身にあったりと、感覚が敏感... サカマ太郎
さかなの旬 トビウオと夏 その3 前回はトビウオが空を飛ぶ仕組みについてお話をしました。 大きな胸ビレをグライダーのように飛翔する姿はとても優雅に見えますが、実は外敵から逃げている最中でのっぴきならない状況なのです。 今回はトビウオの漁業的活用について綴ってゆきたいと思います。 主にトビウオは刺網、浮刺網、定置網、すくい漁で漁獲します。 トビウオ漁でポ... サカマ
さかなの旬 トビウオと夏 その2 さて引き続き、今回もトビウオのお話をしてゆきたいと思います。 トビウオの最大的特徴はまさに“飛ぶ”ことですが、海面数メートルの高さを時速50キロ以上のスピードで100メートル以上も滑空します。 さらに大型のものでは500メートル以上も滑空ができるのです。 2008年、NHKの撮影クルーが鹿児島県沖合で45秒にわたりトビ... サカマ
さかなの旬 トビウオと夏 その1 6月も中旬になり、西日本と東日本が相次いで梅雨入りしました。 じめじめとしたこの一カ月が過ぎると、灼熱の季節が到来です。 年々歳を重ねるに連れて、舐めるような日本の夏の暑さが体に堪えてきつつありますが、一年で最も生命活動が盛んな季節、やっぱりやって来るのは嬉しいものです。 夏場、船に乗っていて海面を眺めているとトビウオ... サカマ
さかなの旬 かつおのおはなし その5 かつおのお話も5話目に突入してしまいましたが、まだまだ“かつおぶし”のお話も続きます。 何卒ご容赦のほどを…。 前回はかつおぶしの製作過程について綴りました。 釜立てしたなまり節を培乾・あん蒸を繰り返して節内の水分を飛ばし、形を整えたものが“裸本節”いわゆる薩摩節の完成というところまでですね。 さて、土佐節と呼ばれる“... サカマ
さかなの旬 かつおのおはなし その4 かつおのおはなしといいつつ、かつおぶしの話が続いていますがよろしくお付き合いの程を…。 さてかつおぶしの製造方法ですが、まずカツオの身を3枚におろして片身の肉を縦に2つに割ります。 これを「身割り」といい、背の方を“雄節”腹の方を“雌節”と呼びます。 ちなみに小さなカツオは身割りをしないので背と腹が一体になっており、こ... サカマ
さかなの旬 かつおのおはなし その3 さて前回ではかつおぶしは縄文時代から永らくはカツオの身を干しただけのもので、今の様なかつおぶしになったのは300年前の江戸時代になったことをお話しました。 江戸時代、紀州の甚太郎という人物が燻製にして魚肉中の水分を除去する燻乾法を考え、現在の荒節に近いものが作られるようになりました。 燻製で作られたかつおぶしは熊野節(... サカマ
さかなの旬 かつおのおはなし その2 前回はカツオ船のお話を綴りました。 今も昔も一本釣りが主流のカツオ船が黒潮沿いの海の漁場を目指しています。 夏空の下、沢山の物干し竿ほどの太い竿が振るわれて大きなカツオが次々と釣り上げられる光景はとても勇ましいものであります。 カツオは海の表面近くを活発に泳ぎ回る魚なので、体は水の抵抗を受けにくい紡錘形をしています。 ... サカマ
さかなの旬 かつおのおはなし その1 新緑の季節になると黒潮に乗ったカツオの群れが日本近海に現わします。 本来カツオは暖流が流れる南方の海に棲息する魚ですが、春になると餌を求めて北上して鹿児島・土佐・伊豆の太平洋沿岸を通ります。 4月に水揚げされるカツオは「初鰹」と呼ばれる上物で、今も昔も初夏の風物詩ですね。 日本沿岸を訪れるカツオの群れは更に北上を続けて... サカマ
さかなの旬 ハモの変な習性 夏になると美味しいのがハモですね。 骨切りしたハモを湯通しして、冷たい水で掬った「ちり」や甘い照り焼き…、ハモ料理はどれも日本酒が進んでしまいます。 ああ、今年の夏も大阪に出掛けて馴染みの居酒屋で味わいたいものです。 ハモは紀伊水道、瀬戸内海、九州付近に大変多い魚で、底網や曳網、または延縄で漁獲されています。 大阪・京... サカマ