大中型まき網漁業(農林水産大臣許可漁業)
漁獲される魚 :サバ、アジ、イワシ、サワラ、カツオ、マグロ、ブリ
大中型まき網漁業は探索船、運搬船、網船、などのそれぞれの役割を持った船が2〜6隻で船団を組み、日本周辺沖合の広大な水域にで、アジ、サバ、イワシ、カツオ、マグロなど海の表層や中層上部にいる魚を漁獲する漁法です。
日本では近年、大中型まき網漁業の船団数は減少傾向にありますが、現在約100組の船団が年間に約90万トン、約1千億円の水揚を行っています。
大中型まき網漁業で漁獲される魚は日本の周辺水域で生まれ、大きな魚群を作って、沖合の水域を大回遊しています。
アジ、サバ、イワシ等の一度に大量に獲れる魚を多獲性魚といい、それらで海の表層や中層上部にいる魚を『多獲性浮魚』といいます。
多獲性浮魚は、海洋の自然変動により、その資源量は数十年の周期で大きく増減する事が分かっています。
現在、さばは増加傾向で、いわしは低水準から回復の兆しが見えてきています。
このような、多獲性浮魚の漁獲に最も適する漁法としての大中型まき網漁業があります。
出典元:長崎県水産部ホームページ