自給自足を目指し農家になるつもりが漁師になったワケとは?【島根県・永幸丸】

こんにちはじょーじです。

花粉で目が真っ赤になりながらこの記事を書いています。

決して仕事のし過ぎでモニターとにらめっこしているわけではありません。

さて、今回はサカマのユニークな販売者さんの中でもとりわけユニークな島根県島根町の「永幸丸」永見さんのインタビュー記事になります。

タイトルにもある通り、農家目指してたのに漁師になってる時点で意味わからんです(笑)

「なんで私が東大に!?」的な感じですかね。。

永見さん!本日はよろしくお願いします!

よろしくお願いします!

コロナがきっかけで仕事を辞めて移住を決断!たどり着いた島根

永見さんはいつから漁師をされているんですか?

僕が漁師になったのは実は最近で、まだ2年くらいなんです。
2年前にこの島根町に移住してきました。

元々は島根の方じゃないんですね!
生まれはどちらなんですか?

出身は静岡県焼津の隣町で、大学で神奈川県に行って10年間神奈川で働いてました。

漁師という仕事に縁もゆかりもなさそうですが、なんでまた漁師になったんでしょう?

実は神奈川にいたころは経営幹部のような立場で働いていたので、かなり忙しかったんです(笑)。もともと移住希望があって、コロナがきっかけで家族と一緒に移住先を探す旅に出ました。

移住先を探す旅ですか!うらやましい。。
いろいろ行かれた中で、なぜ島根町という場所を選択したんですか?

元々は島根町ではなくて出雲に移住したんです。
僕は神道で、家族全員一致で出雲地方に惹かれたのがきっかけです!

僕の友達も出雲に住んでいるんですが、すごいいいところみたいですね!

農家になるはずがなぜか漁師に!?

ということは、最初に移住した出雲で漁師をやり始めたんですか?

そもそも、移住した当初は漁師になるつもりはなくて、自給自足を目指して農業をやりたかったんです。

え、またずいぶんと正反対ですけね(笑)

島根では「産業体験」という制度があって、とりあえず全部体験してみようということで漁師から始めてみたんです。もともとは4カ月で辞めるつもりだったんですが、そこで紹介された定置網が自分にとって居心地のいい場所になってしまって、気付いたら漁師になってました(笑)

よっぽど居心地がよかったんですね。。

松江の定置網なので最初は出雲から通ってたんですが、結構時間がかかるんです。体力的にはいけると思ってたんですが、島根町でもともと民宿だった空き家を休憩所として貸してくれて、「だったらここに住んでしまおう!」ということで、いまはこの大きい家に住んでいます(笑)

至れり尽くせりですね(笑)

漁師になって出会った師匠との出会い

ということは、今は定置網の乗組員として働いてるんでしょうか?

始めは定置網だけだったんですが、今は潜りや岩ガキ、ワカメの養殖(蓄養)なんかもやってます!
早朝に定置で海に出て、8時半から11時半くらいまで網仕事して、潜りに行ってアワビやナマコを獲って、ワカメの刈り取りをして、13時半からまた網仕事に戻る、みたいなサイクルの日もあります。

体力オバケだ。。

こちらに来たときに、岩ガキの養殖施設を紹介してもらったんですが、コロナの影響もあり売り先が無く放置状態でとんでもない大きさに育ってるものもありました(笑)
好きに使っていいと譲ってもらえて、もともと農業で完全に天然のものを育てたいという自分のニーズにマッチして、今は岩ガキの養殖もやっています。

潜りはどなたかに教わったんですか?

実は岩ガキの養殖と潜りは同じ師匠がいるんです!
最初はカナヅチで、海もあんまり好きじゃなかったんですが、こっちの海は元々いた神奈川の湘南とかに比べてきれいだし気持ちがいいのでどんどん泳げるようになって、師匠たちからは「こんな働けばお前に勝てるものはおらん!」と言われるまでになりました(笑)

海の中のアワビ獲るのってほんと尊敬します。。
何度か教わりましたが絶望的なセンスでした。。

ちなみに今住んでる家には離れもあるんですが、僕たち家族と、両親、それから師匠のお母さん(85歳)が一緒に住んでます。(笑)

カオスですね。。(笑)

まとめ

本日はありがとうございました!
大変ディープな時間でした!

こちらこそありがとうございました!
ちなみに、ここで養殖している岩ガキの稚貝は隠岐の島のブランド岩ガキ「春香」と同じく、隠岐の島で作られている種苗を使用しています。
まだブランド化されていないので、お買い得で超特大サイズをぜひ食べてほしいです!

早くいろんな人に見つかる前に食べなきゃですね。。!

さて、今回は農家になるはずが漁師になっちゃった、永見さんのご紹介でした!

ちなみに過去のインタビューで最長でした(話が脱線しまくりました。。)

今後は場所や人のつながりを活かしてこども食堂をやったりしたいという目標があるそうで、とてもエネルギー溢れるお話ができました!

この記事を読んだそこのあなたはぜひ永見さんの岩ガキを食べてみて下さい!!

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