さんまあれこれ その7

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サンマ話、おかげさまで(!?)第7話目に突入致しましたが、まだまだサンマについて綴りたいことがあるのでございます…。
さあさあ、今日もお付き合いくださいませ。
きっとあなたもこの秋にはサンマ博士になって、皆の人気者になることでしょう!
さて先日はサンマの成長と水温の関連性、耳石を解析することで成長の過程を知ることができることについて綴りました。
このサンマの耳石、ひとつの大きな発見がありました。
全長27センチを境に、これより大きなサイズの魚には耳石の周りに透明な輪が出来ているのです。
そして27センチ以下の魚には耳石の透明な輪(以下・透明帯という)が出現しないことが判明しましたが、いつどんなタイミングで現れるのか、国立研究開発法人東北区水産研究所では透明帯を持たない小さなサイズのサンマを採集して耳石の観察をしました。
夏には透明帯を持たない個体群が10月になると、約半数の魚の耳石に透明帯が出現しました。
そして年越しをして2月になる頃には、ほぼ全ての個体の耳石に透明帯が発生していたのでした。
耳石に透明帯がある個体は越冬をした魚であることは解ったのですが、産卵期が長いサンマですので去年のいつ生まれたのかということまでは解りません。
また稚魚クラスの小さなサイズで越冬した個体には、透明帯がないものがありました。
サンマには年輪より細い輪が耳石に刻まれており、これを日周輪といいます。
日周輪は一日ごとに一本刻まれるもので、これを調べてみると透明帯を持たない27センチ以下の魚は、生まれてからおよそ300日前後経過していたのです。
この日周輪ですが、透明帯が出来る頃になると耳石に刻むのを止めてしまいます。
従って、日齢を正確に読むことができるのはふ化後半年から一年弱で、越冬前の魚ということが解りました。
通常、鮮魚店で売られているサンマは概ね30センチ程ですが、このサイズに達するまでにはふ化後1年数か月から2年未満掛かることが耳石の日周輪と透明帯の解析で判明したのです。
日周輪は魚の成長が良いときは間隔が広く、悪くなると狭まるというパターンがあり、さらに調べてゆくうちに、日周輪の間隔のパターンと季節に関連があることが見つかりました。
ある程度の大きさまで成長を続けて冬を迎えたサンマは正確な日齢が解りませんが、透明帯の出現の有無や日周輪の間隔パターンを見てゆくことで正確な日齢を割り出すことが研究されています。
画像出典元:http://www.kihoku-kanko.com/2012/11/111011.html

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この記事の著者

サカマ

旬の魚、魚の調理方法から、漁港、産地のレポート、記事など、魚に関わる様々な情報を発信していきます。

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