最近、近所に24時間営業の大型業務スーパーが開店しました。 肉や野菜、魚など生鮮品やら加工食品、ありとあらゆるものが豊富な品ぞろえでしかも安価、 スーパーやコンビニでは見ることのないドデカイ業務用品に心が躍ってしまいます。 すっかり最近では毎日買い物に繰り出しており、色んな食材をワクワクしながら見て回るもんだから店内に...
サンマの記事一覧
前回では各々魚には適した水温帯があり、そのなかで絶えず体温が水温と連動していることをおはなししました。 そんな魚の一方で、マグロやカジキなど運動性が非常に優れた魚は魚類では特殊な“奇網”と呼ばれる血管構造を有しています。 まず奇網を用いてエラに気体を送り込み、浮力の調整を行います。 そしてエラの“ガス腺”から静脈血中に...
今年も早いもので、あと一月ちょっとで一年が終わりますね。 11月も中旬になると、冬の足音があちこちから聞こえてきます。 木枯らしが吹く寒い夜、小さな赤ちょうちんが灯っている店に掛け込んで、おでんをつまみに熱燗をキューッ…ああ、いいですなぁ。 個人的におでんは大根と玉子と昆布は外せません…ド定番ですが(笑) そんな寒い時...
国立がん研究センターと慶応大学の研究チームは、魚介類を日々多く食べる人は食べない人に比べてうつ病の発症率が半分に減るという疫学調査結果をまとめました。 サバやサンマなど、青魚に多く含まれている“オメガ3脂肪酸”がうつ病の予防に大きな役割があるといいます。 研究は1990年から行われ、長野県佐久軍に住んでいる40歳から5...
秋が深まり、食べものが最も美味しい季節となりましたが、全国さかま図鑑ファンの皆様「食欲の秋」を如何お過ごしでしょうか。 旬の魚の素材の味を楽しみながら、ビールをグイッ…、いいですねぇ。 やっぱ、このときの魚は誰が何と言おうとサンマではないでしょうか。 夕方になったらベランダや庭で、七輪でじわじわと焼いてゆくんです…皮目...
前回までは海外漁船がどれだけ日本のサンマ漁に影響があるのか、お話をしました。 今回は日本近海の海洋変化について見てゆきましょう。 さて、サンマが減った日本沿岸付近ではサンマの代わりにサバやイワシの水揚げ量が増えており、サンマ漁の漁師たちは棒受け網の中に入っているサンマ以外の魚種の魚の増加に頭を抱えています。 水産総合研...
さて、まだまだサンマを巡るお話を続けてゆきたいと思います。 台湾をはじめ、中国、韓国、ロシアなどによる“外国漁船”の存在が、日本のサンマ漁水揚げ激減とどう関連するかということについてですが、実際のところその数値を出すのは難しいとされています。 台湾漁船が遠洋航海に特化した1,000トンクラスの大型船が主流で長期に渡り操...
前回ではサンマの漁獲量減少が回遊コースに関連していることをお話ししました。 今回はもう少し突っ込んでゆきたいと思います。 2015年、北海道沖合のサンマ回遊コースに変化が生じたことを突き止めました。 サンマの漁場は暖かい黒潮と冷たい親潮がぶつかる地点で、冷たい海水と暖かい海水が交わる境界です。 ここは植物性プランクトン...
前回はサンマの資源量が年々減って来ていることを綴りましたが、今回はより具体的に説明してゆきたいと思います。 元来、サンマは年ごとの漁獲量変動が大きいもので常に豊漁と不漁を繰り返していました。 1981年(昭和56年)は不漁の年で15万トンとちょっとの水揚げしかありませんでしたが、翌年以降徐々に年間水揚げ量が増えてゆき、...
昨年のちょうど今頃でしょうか、10話に渡ってさんまについてあれこれお話しをしました。 そのとき「今年のサンマ漁獲量は史上最低になるかもしれない」という可能性について幾度か綴りましたが、今年のサンマ漁はその昨年を下回りそうな見通しとなっています。 7月、北海道釧路市では今年のサンマ漁シーズンに先駆けて一足早く、サンマの初...