そもそもムール貝ってどんな魚?
ムール貝とは、浅い海の岩礁などに生息する細長い輪郭をした二枚貝のことを指します。
発祥はフランスで、主にイガイ科全般をmouleと呼ぶことから日本でもその名が知られるようになりました。
現在、日本では正式名でムール貝というものは存在せず、イガイやムラサキイガイをその一種として取り扱っています。
特に市場に多く流通しているのは、1920年頃から日本で一気に繁殖し始めた地中海原産のチレニアイガイ(和名:ムラサキイガイ)です。
ムール貝はまずい?どんな味がするの?
日本の一般家庭では食べる機会の少ないムール貝、いったいどんな味がするのでしょうか?
ルーム貝は、シジミなど日本人になじみの深い二枚貝たちとは少し違った風味があり、例えるならば牡蠣やアサリを足したような味がします。
ただ、独特な風味が強い訳ではなく、ほどよい甘さとクリーミーさで様々な料理にも合わせやすいことが特徴です。
特に加熱したムール貝の出汁は旨味が凝縮しており、パスタやブイヤベースに入れるとかなりおいしい味に仕上がります。
また、ムール貝のオスメスでは味が異なります。
身の色が黄色のメスは、白色のオスより味が少し濃厚です。
気になる方はぜひ、色の違いと味の違いを試してみてください!
ムール貝が美味しい旬の時期はいつ?
ムール貝の旬は産地によって若干異なります。
国産のムール貝は漁獲量の多い広島県で6~9月、宮城県で1月下旬~11月(6月と12月は放卵時期で身がやせやすい)、愛知県で3~9月となっており、産地を変えればかなり広い時期を通して楽しめることが特徴です。
本場のフランスでは7月~12月までと長期間漁が行われているほか、チリやカナダ、韓国など世界各国から冷凍や缶詰で流通しているため、季節を問わず楽しめる貝です。
コストコなどの大型量販店では、味付きの冷凍ムール貝が売られていたりもするので、手軽に食べてみたい方は試してみてもよいかもしれません。
ムール貝を美味しく食べることができるレシピは?
世界の多くの国で愛されているムール貝を美味しく食べることのできるレシピをご紹介します。
王道で最強の白ワイン蒸し
ムール貝…15個
にんにく…1かけ
鷹の爪…1本
白ワイン…80ml
塩胡椒…適量
オリーブオイル…大さじ1.5
刻んだイタリアンパセリ…適量
①ムール貝からはみ出ている足糸を口が開く方へ引っ張り取り除く
②たわしで良くこすって洗い、汚れを落とす
③みじん切りにしたニンニク、鷹の爪、オリーブオイルをフライパンに入れ弱火で熱する
④ニンニクの香りが立ったら中火にして、ムール貝と白ワインを入れて蓋をする
⑤ムール貝の殻が開いたら、塩胡椒で味を調え火を止める
⑥好みでイタリアンパセリを散らして完成
ムール貝の出汁が際立つブイヤベース
ムール貝…10個
エビ…4尾
イカ…1杯
カサゴ…小2尾
玉ネギ…1個
人参…1/4本
セロリ…1/2本
白ネギ…1/4本
ニンニク…1かけ
オリーブオイル…大さじ1.5
★白ワイン…150ml
★ローリエ…2枚
★サフラン…小さじ1
★唐辛子…2本
★コンソメスープの素…1個
★水煮トマト…1/2缶
★水500ml
塩胡椒…少々
①エビ、ムール貝、カサゴ、イカの下処理をすませる
②イカは2cm位の輪切り、玉ネギはくし切り、人参は皮をむき一口大の乱切り、セロリは4cmの細切り、白ネギは1cmの輪切り、ニンニクは芽をとって薄切りにする
③サフランを水500mlにつけ、カサゴに50ml白ワインを絡める。
④オリーブオイル、ニンニク、白ネギを入れて火にかけ、香りが立ってきたら野菜を炒める
⑤★の材料、エビ、イカ、カサゴを入れて煮立ってきたらアクを取り、塩胡椒をふって弱火で15~20分煮る
⑥ルーム貝を加えて鍋のふたをし、ムール貝が開いたら火を止めて、イタリアンパセリをのせて完了
ムール貝の味についてまとめ
いかがでしたでしょうか?
今回、サカマでは以下のトピックについてご紹介してきました。
- そもそもムール貝ってどんな魚?
- ムール貝はまずい?どんな味がするの?
- ムール貝が美味しい旬の時期はいつ?
- ムール貝を美味しく食べることができるレシピは?
サカマでは、魚に関する様々な情報をご紹介しております。
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