そもそもサザエってどんな魚?
サザエとはリュウテンサザエ科に属する巻き貝の一種です。
殻は円錐状に高さ10cmほどあり、周りに10本前後のとげが生えているのが特徴です。
ただし、波の静かな場所に生息するものにはとげが生えず、角なしサザエと表現されることもあります。
また、サザエは夜行性で日没後に岩礁を歩き回り、わかめ・アラメなどの海藻を歯舌で削りながら食べています。
海藻の種類によって殻の色にも違いがあり、わかめを食すサザエは黒褐色、アラメを食すサザエは白みがかった色になることも特徴です。
サザエはまずい?どんな味がするの?
サザエは、なんといっても強く香る磯の味とこりこりした食感が大きな特徴でしょう!
なかにはサザエの肝の味に苦みを感じて苦手という方もいますが、お酒と相性の良い大人の味に虜になる人も多くいます。
本当に美味しく食べるためには、肝の色と部位によって変わる味の違いを知ることが必要です。
肝の色は、大きな違いがあるので簡単に見分けることができます。
殻から取り出した際にワタ(うずになっている)の部分がクリーム色になっているものがオス、緑色のものがメスです。
オスは苦みがすこし抑えられているので、食べ比べてみて自分の好きな方を見つけてみても楽しいかもしれません。
肝の中でもひらひらした白いものが付いている内臓部分はかなり苦みがあり、この部分を食して嫌いになってしまうことも多いです。
ご自宅で調理をする際に、下処理として内臓部分を除いてあげることでかなり美味しく食べられるようになります。
また、サザエは他の巻き貝と違い、ビタミン・タウリン・ミネラルが多く含まれます。
これらは老化予防や疲労回復にも効果的なので、サザエは健康にも良い優れた貝なのです。
サザエが美味しい旬の時期はいつ?
さざえは年間を通して出荷されており、大きさや時期によって味のブレはあまりありません。
しかし、産卵期である春から夏にかけては栄養価が高くなり身が引き締まりやすいため、旬の時期は3~8月とされています。
特に、ゴールデンウィークなどに潮干狩りを行ったり、海の家で壺焼きを食べる人も多く、夏の需要が高まっています。
サザエを美味しく食べることができるレシピは?
ふわっと口に広がる磯の味で人気の高いサザエは、どのように調理をしたらより美味しく食べられるのでしょうか。
ここでは、そのレシピをご紹介いたします!
新鮮で大きいサザエにおすすめの食べ方『お造り』
こりこりとした食感と磯の香りでやみつきになるサザエは、お造りがおすすめです。
新鮮で大きサザエは、お刺身にしても磯の味が強くなりすぎず捌きやすいため、美味しく食べられます。
殻を振っても音がせず、蓋に触るとサッと蓋を閉じるものは活き活きしていて新鮮なので、参考にしてみてください!
さて、さっそくお造りにする方法をご紹介いたします!
①貝柱と貝の側面がくっついている急所の部分に貝捌き(なければバターナイフやスプーンの柄でも可)を差し込みます。
②すぐに側面からぐるりと回しながら、中身を取り出します。
この時に躊躇していると、貝のふたが閉じてしまうので思い切って行うことが大切です!
③②の状態では、まだ貝柱部分と肝が貝の中に残ったままなので、指をぐるりと回し入れ手取り出します。
④身の部分から蓋を切り取り、肝の部分は先端と貝柱、ヒモ、クチバシを切り取ります。
クチバシはかなり硬くて、苦さもあるのでお好みで食べてみてください。
⑤④を粗塩で揉んでヌメリをとり、捌いてお皿に盛り付けたら完成です!
五感で楽しむ『壺焼き』
バーベキューや浜焼きなど夏の風物詩にもなっているサザエの壺焼き。
実は自宅でも簡単にできてしまうんです!
自宅での簡単調理方法をご紹介いたします。
①サザエをグリルの網の上に置き、熱します。
②少し温まってきたらお酒を入れてそのまま熱します。
③中身の汁がフツフツとし始めて1分ほどしてから、バター醤油をいれて4~5分追加で焼きます。
④汁が半分ほど蒸発したら完成です。
竹串で刺し回しながら慎重に取り出すと、綺麗に中身が外れ美味しく食べられます。
ぜひ、試してみてください!!
サザエの味についてまとめ
いかがでしたでしょうか?
今回、サカマでは以下のトピックについてご紹介してきました。
- そもそもサザエってどんな魚?
- サザエはまずい?どんな味がするの?
- サザエが美味しい旬の時期はいつ?
- サザエを美味しく食べることができるレシピは?
サカマでは、魚に関する様々な情報をご紹介しております。
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