さかなの知識 サクラマスとサツキマス 四月になり桜が咲く頃に海から川へ遡上するので“サクラマス”と呼ばれているのは広く知れ渡っていることと思いますが、サクラマスよりも一月遅れて五月になってから、海から川に遡上する魚はご存じでしょうか。 これも多分ご存知の方が多いと思いますが“サツキマス”、皐月になり「サツキツヅジ」が咲く頃に海からやってきます。 サクラマス... サカマ
さかなの知識 魚を沢山食べる人はうつ病のリスクが減る!? 国立がん研究センターと慶応大学の研究チームは、魚介類を日々多く食べる人は食べない人に比べてうつ病の発症率が半分に減るという疫学調査結果をまとめました。 サバやサンマなど、青魚に多く含まれている“オメガ3脂肪酸”がうつ病の予防に大きな役割があるといいます。 研究は1990年から行われ、長野県佐久軍に住んでいる40歳から5... サカマ
さかなの知識 稚内に全国からのイカ釣り漁船が集結している訳 ここ数年、全国的にスルメイカが不漁続きですが、北海道稚内市の沖合では7月より好調な漁が続いており、連日スルメイカを求めにやって来た日本全国の漁船が集結しています。 日本海側のスルメイカ漁は、例年夏になると本州から北海道南部にかけて沖合で行われていますが、ここ数年は日本海の海水温が高く不漁が続いていました。 本年6月1日... サカマ
さかなの知識 小型クロマグロの漁獲自粛要請 去る10月6日、水産庁は太平洋でのクロマグロ沿岸漁業のうち、とくに資源量が低迷している30キロ未満の小型魚について、北海道や青森、和歌山など20の道府県に対して定置網漁の操業自粛を要請しました。 これらの地域では定置網漁の共同管理をしており、本年7月から来年6月に至る期間で、総計580.5トンの漁獲量の枠が割り当てられ... サカマ
さかなの知識 博多の海に押し寄せた魚の群れは…? 去る9月19日、福岡市中心部の海でちょっとした騒ぎがありました。 福岡市東区・人工島アイランドシティの近く、博多湾に流れ込む香椎川の河口に夥しいほどの魚の群れが押し寄せたのです。 水面は真っ黒になるほどの魚の群れ、これをみて驚いた通行人から沢山のツイートがありました。 そしてツイッターで知った釣りファンたちは、急いで香... サカマ
さかなの知識 日本では見向きもされていませんが… 前回に引き続き、またまたザリガニのお話しです。 水田や用水路、川などに広く生息しているザリガニ、子供の頃釣って遊んだことはありませんか? 日本に生息する殆どのザリガニが“アメリカザリガニ”というもので、真っ赤な殻が特徴的です。 そして驚くほどの雑食性で、人間が食べるものなら何でも食べてしまうほどです。 そんなアメリカザ... サカマ
さかなの知識 ザリガニが届ける高品質ビールです 秋が深まり、食べものが最も美味しい季節となりましたが、全国さかま図鑑ファンの皆様「食欲の秋」を如何お過ごしでしょうか。 旬の魚の素材の味を楽しみながら、ビールをグイッ…、いいですねぇ。 やっぱ、このときの魚は誰が何と言おうとサンマではないでしょうか。 夕方になったらベランダや庭で、七輪でじわじわと焼いてゆくんです…皮目... サカマ
さかなの旬 サバ小噺 その3 さて前回はサバの生きぐされから死んだ魚の死後硬直についてお話しました。 死後硬直した魚は身の中にあるATP(アデノジン三リン酸)の分解過程によって起こる現象で、ATPが完全に分解されたときが最も死後硬直が進んでいることをお浚いしましょう。 魚の身はATPの分解と同時にIMP(イノシン酸)が生成されてゆきます。 イノシン... サカマ
さかなの旬 サバ小噺 その2 サバには“ゴマサバ”と“マサバ”があってそれぞれ美味しい旬の時期があるということをお話しました。 夏はゴマサバ、秋はマサバを食べるのが美味しいサバライフ(?)を送る秘訣です。 さて“サバを読む”という言葉がありますね。 意味合い的には数をごまかすなどいい意味ではないのですが、何故数をごまかすのかというと… 昔の魚屋さん... サカマ
さかなの旬 サバ小噺 その1 暑い夏が過ぎて朝晩に肌寒い風を感じる頃になりますと、魚屋には丸々と肥え太った秋サバが所狭しとぎっしり並んでいます。 煮たり、焼いたりした秋サバを口の中に入れたとき、トロリとした脂が口中いっぱいに広がって、クロマグロやヒラメなどの高級魚とはまた趣が違う旨さが楽しめます。 昔より「秋サバは嫁に食わすな」という言葉があります... サカマ