さかなの旬 夏だからこそ飲とみたい“ヒレ酒”のすすめ 寒い冬にストーブで炙った魚のヒレを燗酒に入れる「ヒレ酒」、酒好きには堪らない飲み方ですね。 元々ヒレ酒は第二次大戦後のコメ不足の時代、米と米麹で作ったもろみを清酒と同じ濃度に水で希釈した醸造アルコールを入れて糖類や酸味料、グルタミン酸ソーダで味付けした“三倍増醸清酒”を少しでも美味しくして飲みたいという考えで生み出され... サカマ
さかなの旬 マダイあれこれ その5 さて前回ではマダイは日本以外ではメジャーではない魚と言うことを綴りました。 日本人とマダイの付き合いは大変長い歴史があり、日本各地の縄文・弥生時代遺跡や貝塚からはマダイの骨や歯が多く出土しており、その頃から食されていたことが推測されます。 ところで名前に「タイ」とつく魚はアマダイ、キンメダイ、マトウダイなど、300種以... サカマ
さかなの旬 マダイあれこれ その4 日本ではマダイが古くから縁起がよく格式がある魚とされていますが、さて海外ではマダイと言う魚はどんな価値があるのでしょうか。 まず、お隣の中国では日本のマダイのように縁起があって祭事で使われる魚は「鯉」でして、淡水の鯉が黄河の竜門を超えて「龍」なったという言い伝えがあるそうです。 そしてマダイなのですが、一般的に日本とは... サカマ
さかなの旬 クロダイ(季節の魚) 磯釣り好きな人なら馴染みがあるクロダイ。 チヌという名前が有名ですね。 内湾の岩礁域や汽水域に生息しており、ときに川を遡上します。 身はタイ科らしく歯ごたえがある透明がかった白身です。 旨みや甘みが楽しめます。 新鮮な黒鯛(チヌ)は、やはり一度は刺身で食べてみたいもの。 晩秋から冬にかけては脂が乗って、更には臭みも少な... サカマ
さかなの旬 トビウオ(季節の魚) 飛ぶ姿が勇ましいトビウオ、見たことがある方もいらっしゃることだと思います。 トビウオの語源は字のごとく「飛ぶ魚」からきています。 英名でも「フライングフィッシュ」と呼ばれます。 飛魚は魚類で唯一空を飛べる魚です。 尾びれで水面をたたき、胸ビレを広げて飛翔し、そのまま滑空する。10mの高さを400m、42秒飛行した記録も... サカマ
さかなの旬 エゾメバル(季節の魚) エゾメバルは「わいわいがやがや」と賑やかなほど沢山獲れるので「がや」という名前があります。 北海道、東北の産地ではどんな料理をしても魚の味がいいのでとても人気があります。 旬は、春。 早春の船釣りは、メバルから始まるため、「春告魚」とも呼ばれています。 風が強く海が荒れている時にはメバルがつれない事から、メバルが釣れる... サカマ
さかなの旬 スズキ(季節の魚) 暖かくなると身に旨さが乗って来ます。 出世魚といえばブリですが、スズキも隠れた出世魚です。 80センチ程で、細長く前に側扁している特徴ある形の魚です。 魚編に慮と書いてスズキと読みます。 字のとおり、スズキの白身はすすいだ様な美しい透明感があります。 鮮度が良い魚は、川魚の様な清々しい香りが旨みと共に広がります。 スズ... サカマ
さかなの旬 相模湾、今年もシラスの時期が始まりました! 3月11日、神奈川県では相模湾のシラス漁が解禁になり、早朝から茅ケ崎港ではシラス漁に出る船で賑わっていました。 相模湾で獲れるシラスは「湘南シラス」と呼ばれており、三浦半島の横須賀長井から小田原まで相模湾沿岸各地で広く取り扱われています。 港から200メートル程の沖合がシラスの漁場で、魚群探知機で捉えたシラスの群れを1... サカマ
さかなの旬 シラウオの春告げ 二月が終わりました。 相変わらず冷たい北風がまだ吹き続けていますが、日に日に少しずつ柔らかくなってゆく太陽の光に春の訪れを感じます。 商店街を歩くと八百屋の軒先にタラの芽やフキ、ヤマウドなど春の野菜が並んでおり、その隣の魚屋にはヤリイカやサヨリなど春を告げる魚が並んでいます。 春の訪れを告げる魚は何種類もありますが、と... サカマ
さかなの旬 メバチマグロ(季節の魚) マグロで一番馴染みが深いのはこの「メバチマグロ」ですね。 関東では、銚子港などで、巨大なメバチマグロが沢山揚がります。 銚子漁港の朝はマグロを漁獲した船で賑わっています。 「関東はめばち、関西はきはだ」という言葉のとおり、色が強く赤身の色が濃く脂も乗っているめばちまぐろは関東の人に好まれ、やや淡い赤色で脂もあっさりした... サカマ