
さかなの旬
さかなの旬の記事一覧


アオメエソという和名の魚です。 漁師さんの間では「トロボッチ」と呼ばれています。 昭和時代の頃は安い魚価の魚のひとつでした。 脂を多く含む魚で濃い味わいと旨味から、現代人の嗜好に合致して、徐々に人気が高まってました。 値段が上がったことにより、近年では深い海域で操業する底曳き網の重要な獲物になっています。 脂の甘さやト...

釣り好きなら「チヌ」でお馴染みのクロダイです。 出世魚で関東ではチンチン-カイズ-クロダイと、関西ではババタレ-チヌ-オオスケと呼ばれます。 何だかひどい名前が含まれている気が…。 お味はとても美味しいです。 歯ごたえがある白身で通年味が落ちず、特に旬を迎えた夏頃のものはマダイにも劣らない美味です。 煮付けにしたとき、...

トキシラズは、秋鮭ですが、秋鮭との大きな違いは、人間で言うと大人か青年かということです。 鮭の旬である秋以外(春から夏にかけて)に採れるので、時を知らない鮭ということで「トキシラズ」というのですが、 卵巣・精巣がまだ成熟していず、 身肉に脂があるので大変美味しいですね。 青年=卵も白子も持ったことがないが、身に全ての栄...

今年も梅雨の時期になりましたね。 入梅宣言してからほとんど雨が降っていませんが、空梅雨にだけはなって欲しくないです。 どんよりとした鉛色の雨空に気は滅入り、じっとりとした湿気に不快な気分を増幅させられる梅雨時期はあまりポジティブな印象がありません。 特に朝晩の通勤ラッシュ時間帯、超満員の電車に乗ったときのイライラ感は本...

北海道を代表する毛ガニやタラバガニに比べて認知度は低めですが、カニの通の間では「なかなか手に入らない「幻のかに」と評されます。 漁獲地となっている根室の地名「花咲」に由来するとする説や、茹でたときに殻が赤くなり花が咲いたように見えるという説が名前の由来だそうです。 身は油分が感じられ、濃厚な味わいが楽しめます。 また生...

西日本では「シラサエビ」と呼んで流通されています。 シラサエビというと、釣りでお馴染みのエビを思い出しますがそれとは異なります。 こちらはヨシエビという高級エビで、クルマエビに引けを取らない美味しさを誇ります。 薄い色合いの体で、茹でると薄桃色になります。 甘味があり、大阪ではクルマエビよりも好んでヨシエビを天ぷらに使...