アナジャコというシャコの仲間です。 干潟で筆を使った「アナジャコ釣り」をしたことがある方は結構いらっしゃるのではないでしょうか。 食材として余り流通されていませんが、知る人ぞ知る初夏の旬の旨さとしてとても重宝されています。 穴の中に生息しているため皮が柔らかく、素揚げして頭ごと殻ごとバリバリ食べれます。頭はフルーティ、...
夏
夏の記事一覧
ぱっと見た目はアジの高級魚、シマアジに似ています。 尻尾が「カイワレダイコン」のように、双葉の形になっているので、カイワリと言います。 腹びれが黄色で、シマアジの様に1メートルに迫る大型の魚にはならないことでシマアジと区別します。 カイワリは南日本からインド洋の温かい海に生息する魚ですが、日本海方面でも漁獲されます。 ...
世の中には色んな変な生き物が存在しますが、魚介類にも存在します。 今日ご紹介するのは、チャンバラをする貝です。 動きはとてもアクティブで、ときに飛びます。 高知県では「チャンバラ貝」、「キリアイ(切り合い)」、大分県では「サムライギッチョ」など呼ばれています。 この貝の和名は「マガキ貝」といい、殻の模様が、竹で粗く編ん...
アイナメとはカサゴ目に分類される魚です。 塩分濃度が低い河口付近や岩礁に生息しており、南西諸島や一部太平洋を除く日本各地で漁獲されています。 魚体は赤褐色、紫褐色の色合いですが、繁殖期のオスには婚姻色があり黄色になります。 日本列島沿岸に生息するアイナメは晩秋から冬が産卵期で、オスは縄張りの岩礁にメスを誘い込み産卵させ...
アワビはミミガイ科の藻食性巻貝の種に属します。 そのアワビと全く一緒の属種で「トコブシ」という貝があります。 岩にひっくり返っているトコブシが、波に流れるように素早く起き上がって逃げ出す様から、「ナガレコ」、「ナガラメ」という呼び名で親しまれています。 見た目はアワビと一緒ですが、大きさが一回り小さく成貝の殻長は7セン...
舌平目には「しまうしのした」・「あまみうしのした」などの種類があるが、一般的に流通しているのは「アカシタビラメ」と「クロウシノシタ」です。 一般的の「赤舌」、「黒舌」の名で通っており、名のとおり、赤と黒色をしています。 産卵期は5~9月頃で、沿岸の浅海で産卵する。孵化(ふか)時の体長は1~2㎜程度。10㎜前後まで成長し...
イカの種類は世界で300種以上、日本近海だけでも80種位は生息します。その中でもケンサキイカは「イカの王様」と称され、一、二をあらそう美味と評価されています。 また、ケンサキイカで作る干しするめは「一番するめ」と呼び、古くから最高級品とされてきました。 ちなみに、スルメイカで作るものは「二番するめ」と呼ばれます。 この...
マナガツオは、俳句では冬の季語になっていますが、漁期は夏です。その中でも、さらに産卵前の身の張って美味しいのが、初夏から夏にかけてです。 今でも京都では懐石料理に好んで用いられ、高級魚として扱われています。 マナガツオの語源は産卵期の6~7月に内湾へ移動し、秋に外洋に去る習性がカツオと類似す為とか、カツオとは無縁だがカ...