さかなの知識 水圧のおはなし その3 さて前回の続き、水圧が高い環境で生活する深海魚の呼吸についてお話ししてゆきましょう。 水深数百メートルで生活するオキアミやエビの仲間は、水圧が上昇すると呼吸量が増すことが判明していますが、これは水温に関わらず、水圧が上昇すると酸素消費量が増えてゆくのです。 もっとも、低温時の方が高温より加圧による酸素消費量の増加はやや... サカマ
さかなの知識 水圧のおはなし その2 水深が10メートル増すごとに水圧は1気圧ずつ高くなってきます。 海洋には表層付近を泳ぐ魚、水中で生活する魚、そして深海で生活する魚と様々です。 なかにはクジラやサメのように表層から深海を縦横無尽に泳ぐ魚もあります。 海中で生活している以上、どんな深度であっても彼らはいつも常に水圧を受けています。 世界一深い海溝はマリア... サカマ
さかなの知識 水圧のおはなし その1 以前、勤めていた栽培漁業機関で“潜水”の仕事がありました。 高さ3メートル、直径6メートルほどの円形、コンクリート製水槽が10面ある棟があり、ここでは卵から孵って餌を自分で食べ始めるようになった仔魚の初期飼育を行います。 施設沖合にある取水口から取り込まれた海水を砂利やアンスラサイトでろ過をして、種苗生産水槽にポンプで... サカマ
さかなの知識 冷凍魚のおはなし その2 さて前回からの続き、魚の冷凍“急速冷凍法”についてお話ししましょう。 魚を凍らせる過程で身に氷の結晶ができますが、この氷の結晶が曲者で身の繊維組織が破壊されてしまいます。 破壊されてしまうと、魚を解凍したとき肉に含まれている“旨み”などが含まれた液、つまりドリップが流れ出してしまうため味わいが悪くなり、そして何よりも身... サカマ
さかなの知識 冷凍魚のおはなし その1 最近、近所に24時間営業の大型業務スーパーが開店しました。 肉や野菜、魚など生鮮品やら加工食品、ありとあらゆるものが豊富な品ぞろえでしかも安価、 スーパーやコンビニでは見ることのないドデカイ業務用品に心が躍ってしまいます。 すっかり最近では毎日買い物に繰り出しており、色んな食材をワクワクしながら見て回るもんだから店内に... サカマ
さかなの知識 うなぎあれこれ…またまたリターンズ 今年の夏、ウナギは本当に食べられなくなる“危険性”が起こりうるかもしれません。 日本の太平洋沿岸部では12月以降から春にかけて、南方で産まれたニホンウナギの稚魚が黒潮によって流されてくるため“シラスウナギ漁”が始まります。 捕獲されたシラスウナギは養鰻池に放され、年間で最もウナギの需要が多い7月の「土用の丑の日」に間に... サカマ
さかなの知識 北極海公海で操業禁止 12月3日、ロシア、米国、北極海沿岸国、欧州連合(EU)、日本、中国など10の国・機関は地球温暖化による氷の溶解で海表面の拡大が見込まれる北極海公海中央部での商業操業の禁止について、大筋で合意されました。 国際的な管理体制が整備されるまでの間の措置として当面16年を予定しており、関係者は今回の合意について「歴史的な出来... サカマ
さかなの知識 魚と電気 その5 前回はナマズが持っている電気受容器が餌探しに役立つことをお話ししました。 ナマズの仲間は住んでいる場所にできる非生物性の電場を覚えて、定位に利用するといわれています。 円形のプラスティック水槽の中央に円筒状の餌場を、また周辺部の一カ所には隠れ場を作ります。 餌場の周囲には4か所の出入り口を等間隔に開けておき、水槽の4か... サカマ
さかなの知識 魚と電気 その4 前回のおはなしをしたトラザメとガンギエイの餌を探求する動きの実験の続きです。 今度は寒天の中に生きたツノガレイの代わりにタラの肉片をナイロンで包み、寒天詰めにして砂に隠します。 すると今度は両者ともその真上を通ってもタラの肉片には気づきませんが、排水パイプの端になる場所の砂を突いています。 肉片のにおいが付いた水が排水... サカマ
さかなの知識 魚と電気 その3 さて前回はアフリカに棲む淡水魚、ギムナルクスは視界が悪い濁った川の中で生活しているので体には発電器と電気受容器が備わっており、電気の流れで障害物や敵などの存在をかんたんに知ることをお話ししました。 また、南米に生息するギムノタスは自分が出している電気に近い周波数の電気刺激を選別できるので、彼らはこの“放電電気”が仲間同... サカマ