こんにちは!ジョージです!
さて、今回の内容はなにやら難しそうな内容ですが、サックリと話していきます。
まず「活〆」ですが、これは「いけじめ(いきじめ)」と読みます。
最近では、「かつじめ」と読む人もいますね。筆者もどちらかというと後者派です。
この「活〆」は読んで字のごとく、「活きた状態のお魚を〆る(殺す)」という意味です。
なんだか殺すというと残酷な感じがしますね。。
しかし、ここにはちゃんとお魚を〆る意味があるから行われる処理なのです。
一方でそれに対して、「野〆(のじめ)」という言葉があります。
これは活〆とは違い意図的殺したわけではなく、すでに死んでいた、死んでしまった、という意味です。
(略してノジ、とか言ったりもします)
世の中の多くのお魚は、この「野〆」のお魚だといっても過言ではありません。
上の画像に、「船上活〆」と書かれていますね。
船の上で、〆るって難しいんです。
想像してみてください。荒れ狂う海の上で、下を向いて魚を〆る。。
(一一")ゲプッッ。。
想像しただけで、気持ち悪くなってきました。
そんな中で、日々いいお魚を出そうとしている漁師さんには頭が上がりません。。
そこまでして、お魚をもっとおいしくさせるための方法が「活〆」なんです。
「お魚が暴れることなく即死させることで、体内にエネルギー(=旨味)を残すことができる」
これが「活〆」をする大きな意味になります。
詳しく話すと長くなるので、またの機会にお話しできればと思います。
かなりアバウトですが、野〆との違い、分かっていただけたでしょうか?
先ほど、世の中の大半のお魚が「野〆」と言いましたが、決して「野〆」が悪いわけではありません。
世の中にはいろんな漁法があります。
定置網や刺し網、巻網、釣り、、
漁法や、規模によって水揚げされる量は当然かなり違います。
自然相手に仕事をしている漁師さんは大漁の日は大漁の日で、不漁の日は不漁の日で悩まされることもあります。
そんな中ですべてのお魚に「活〆」することは現実的にはほぼ不可能です。
(例外もありますが、ここでは割愛)
「活〆」されて出回るお魚は当然のことながら「野〆」のお魚より相場は高いです。
でもそれだけ漁師さんが、手間と暇をかけている努力の賜物なんです。
この記事で、少しでも漁師さんの努力が伝われば幸いです。。!
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次回の記事もお楽しみに!