魚に関することいろいろ

漁港何でもランキング(その1)…日本最北端の漁港・宗谷岬大岬漁港


北海道道北、稚内市。
日本海とオホーツク海に挟まれた日本最北端の岬、宗谷岬があります。
岬の北端には「日本最北の地」の碑があります。
真冬の平均気温は-2.7℃と厳しい寒さですが、真夏の平均気温は22.3℃と大変過ごしやすい季節です。
北海道道北で冬の風物詩といえば網走の流氷ですが、この宗谷岬でも流氷を楽しむことができます。
ロシア領土のサハリンまで直線距離が43kmと、まさに海を挟んだ国境の町です。
晴れた日には、サハリン付近を見渡すことができます。
そのためでしょうか、稚内市内の道路標識にはロシア語が併記されています。

この宗谷岬北端に位置する港は大岬漁港といい、日本最北端の漁港です。
ここはミズダコの水揚げ量が日本一の漁港で、非常に大きく肉質が締まったミズダコが獲れるのです。
水揚げされたミズダコは、宗谷岬漁協直販店ではタコのボイル、酢ダコ、ザンギ(唐揚げ)などに加工されます。
珍しいものではタコの口(とんび)を販売しており、店内直販は勿論、全国に向けて通信販売を行っています。

大岬漁港ではケガニ、タラバガニなどの甲殻類、シマソイ、サンマ、マガレイ、ヒラメ、マダラ、ソイ、カジカなど豊富な魚種が水揚げされます。
そして漁協は、ホタテの養殖に力を入れています。
時蒔養殖といい、8か所に区分けした漁場に年をずらしてホタテ稚貝を海底に放流します。
水深は30メートルほどで、一か所の漁場に放流する稚貝は約2億個もあります。
放流後もホタテの生育過程の確認、ヒトデなど天敵の駆除を行って漁場の管理を行います。

4年間の時間をかけて育成して、成長したホタテを漁場から取り上げます。
漁期は3月から11月までの8か月間です。
この時期は早朝より続々と漁師が船に乗り込み、漁場へ出かけてゆく活気がある光景が見られます。
大岬漁港にはホタテ養殖漁船が24隻あり、出発申し合わせ時刻の5時になったら一斉に出航してゆきます。

漁場に到着すると「8尺」と呼ばれる虫捕り網のような漁具を海底にむけて、海中に投入します。
8尺と言われていますが、実際の大きさは4mもある巨大な網です。(1尺は30.3cm)
この漁具を海底に降ろしたまま、しばらく船を走らせてホタテを集めます。
その後、網揚げをすると大量のホタテが「8尺」の中に入っています。

水揚げ後その場で選別を行い、混入したウニや貝殻が欠けている貝は海に戻されます。
選別後、港に戻り陸上の畜養施設に移されます。
活貝として販売するため、水温調節して滅菌された海水で畜養されます。

ホタテガイは国内消費以外に欧州、台湾、中国方面に輸出されます。
宗谷のホタテは、厳しい欧州の食品衛生基準に適合している高品質の貝なのです。

稚内市内ではホタテの料理を出す店が多数あります。
塩ラーメンをベースにした、ホタテラーメンは観光客を中心に人気があります。

是非、稚内にお出掛けされたら日本最北端の海の幸を楽しんではいかがでしょう…と言いたいところですが、私も出掛けて堪能したいのです。

画像出典元:http://www.saihoku.net//

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