魚を使った健康料理~魚うどん~


うどんやラーメンなど麺好きな人は、毎日1食は麺を食べる人もあれば、3食とも麺を食べる人もいます。いくら好きでも食べ過ぎはよくありません。炭水化物=糖質の摂りすぎは危険です。

人の一日のエネルギー必要量は、男性で2660kcal、女性で1995kcalです。炭水化物のエネルギー量は4kcal/gであり、仮に60%と考えると
男性400g/日(白米3,3合)女性300g/日(白米2,5合)に相当します。

日本人の一日に必要とする炭水化物摂取基準を基にすると、白米の量は、男子243g、女子203gとなります。

粉ものと呼ばれる料理は大変おいしくいただけますね。ついつい食べ過ぎてしまうことにもなりかねません。

■そこで紹介するのが「魚うどん」です

宮崎県日南市で考案されたとのことですが、当初は健康を考えて発想したものではなかったようです。戦時中にご飯や粉ものが乏しくなり、多くの国民はひもじい思いをしていました。

しかし日南市には魚が豊富にとれたため、トビウオなどのすり身を小麦粉代わりにして、うどんの代用食が作られました。それが「魚うどん」です。

当時は各家庭で雑魚を使って代用のうどんを作って飢えをしのいでいたようです。終戦後いつの間にか忘れられていたようですが・・・。

日南市では郷土料理として魚うどんを復活させる取り組みを始め、トビウオの臭みを減らすなど改良を加え、2000年ごろから朝市で販売されるようになりました。

2009年には市内の小中学校の給食にも登場し、商標も登録されたようです。日南市漁協の「魚うどん」が流通・消費拡大部門の農林水産大臣賞を受賞しました。
給食での評判は大変良いようです。

■日南市の魚うどんの特徴

・ダイエット食としても万能の一品です。
・普通のうどんは強力粉や薄力粉でうどんを作りますが、ここで使うのは片栗粉だけ。
・魚うどんは魚のすり身で麺を作ります。つなぎに卵や片栗粉を入れるだけ。
・うどんと比べるとたんぱく質量は抜群に高いのです。
・魚が原料ですからDHAもたっぷり。
・炭水化物の量は、うどんの1/5です。低炭水化物ダイエット食として最適ですね。

■奥園流サバ缶魚うどんの特徴

テレビ番組「たけしの健康エンターテイメント」2015年9月15日放送で「魚うどん」が紹介されました。

手作りのため見た目は今一つですが、魚を練り込んだうどんです。まずいはずはありません。この魚うどんは血管の若返り効果を目的に考え出されたものです。

奥園敏子さんという料理研究家が答えを出してくれました。家庭ででもできそうな魚うどんです。いくら簡単といっても毎日の食事に魚のすり身を作ることは大変です。

三枚におろした魚をすり鉢に入れてすりつぶしたり、ミキサーですりつぶして麺に仕上げる作業を続けることは難しいと思われます。

そこで奥園さんは「サバの水煮缶」を使った魚うどんを考案しました。
<材料>
鯖缶(水煮)1缶、強力粉150g、塩小さじ1/4だけです。・・・2人分

<作り方>
1 鯖缶は汁と身を分け、600Wの電子レンジで1分温める。
2 強力粉・塩・鯖缶の汁を混ぜ、粉っぽさがなくなるまで混ぜる。
3 ほぐした鯖の身を[2]に入れて混ぜ合わせる。全体が纏まってきたら手でひとまとめにまとめる。
4 まとめた塊をポリ袋に入れて5分寝かせる。
5 5分経ったら袋から出し、手前にたたむ感じで20回ほどこねる。
6 うどんをポリ袋に戻し、麺棒で伸ばす。
7 ポリ袋をはさみで切って広げ、好みの幅に切れば麺の完成です。

美味しい麺を作るポイント

・汁と身を事前に温めることで、小麦粉の粘りが出る。
・鯖缶を温めてあるので、5分寝かせるだけでも粘りは出る。
・ポリ袋を使うことで簡単に四角に伸ばせる。

うどん大好き人間にとっては、まさに救世主が現れたようです。魚うどんから美味しい出しが出ます。麺好きの方にはぜひお勧めしたい一品です。

画像出典元:http://blog.livedoor.jp/jyajyaking/

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