そもそもクエってどんな魚?
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クエとはスズキ目・スズキ亜目・ハタ科・ハタ亜科・マハタ属に分類される海水魚になります。
漢字での表記は「九絵」とされており、成魚になるまでの模様が不規則であったことから、この名前が付けられたと言われています。
クエに似ている魚に「チャイロマルハタ」という魚もいるので、見分ける際は注意が必要です。
また、クエは地方によって様々な呼び名があり、代表的なもので九州地方は「アラ」、三重県は「マス」などと呼ばれています。
そして、クエには雌性先熟(しせいせんじゅく)という特徴があります。
雌性先熟とは、生まれた時はメスですが、成長して大きくなるとオスに性転換するという特徴です。
クエはまずい?どんな味がするの?
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早速クエの味についてお伝えしたいと思いますが、その前に1つだけ質問です。
あなたは、大手回転寿司チェーン店などで「クエ」をみたことがありますか?
「言われてみたらないかも。」という方が多いのではないでしょうか。
それもそのはず。
実は天然のクエは、幻の高級魚として取引されており、高級料亭などで提供されることもある魚です。
そのため、大手回転寿司チェーン店で見かけることはほとんどないわけです。
そんな高級魚クエですが、実際に食べた方からは
- 白身にも関わらず弾力が強い!
- コリコリとした歯ごたえがいい!
- 脂が多く、旨味が強い!
- しつこさがなく淡白!
このような感想が多く挙げられます。
他のハタ科と見た目こそ似ているものの、「クエの味はダントツ」との感想もよく見られます。
また、クエは皮まで食べることできます。
クエの皮はゼラチン質でコラーゲンがたっぷり含まれており、トロリとした食感が人気です。
また、料理の仕方次第では、胃袋や肝も美味しく食べることができるため、クエは捨てるところがないとまで言われています。
もし手に入れる機会があれば、残すところなく味わってみてください。
クエが美味しい旬の時期はいつ?
クエの旬は10月下旬から2月です。
クエは高級魚ということもあり、食卓に並ぶ機会が少ないためあまり知られていませんが、一年を通して水揚げされています。
その中でも、5月から8月の産卵期を終えた後の食欲旺盛なこの時期が一番脂がのっていて美味しいと言われています。
クエというと、「クエ鍋」のイメージが強いため冬が旬だと思っている方も多いですが、実際の旬はもう少し早くからきていることになります。
しかし先述した通り、クエは脂が多い魚なので、旬の時期には脂がしつこく苦手という方もいます。
そのため、夏の産卵期には過剰な脂が落ちるため、料理方法によっては冬以上に美味しいとも言われています。
時期によって、味の楽しみ方が変わるのもクエの特徴と言えます。
クエを美味しく食べることができるレシピは?
ここからは、クエ美味しく食べるレシピについて紹介していきます。
クエ鍋
まずはクエ料理で、王道の「クエ鍋」です。
①まずは昆布とクエのアラなどで出汁をとっていきます。
②出汁が取れたら、お好みの野菜を入れて煮込んでいきます。この際、アクは丁寧に取り除いていきます。
③野菜がクタッとなってきたら、一口サイズに切ったクエの身を入れます。
④クエの身に火が通ったら、完成です。
※加熱する際、火を通しすぎるとクエの身が固くなってしまうので注意してください。
クエ鍋は、クエの皮なども余すことなく味わえるのも魅力です。
フワッフワの白身と、コラーゲンたっぷりでプリプリの皮をぜひ味わってみてください。
お刺身
クエの食べ方で欠かせないのが、お刺身です。
クエの刺身は、クセや生臭さなどがなく、とても食べやすいのが特徴です。
また、鮮度が高いほど透明感があり、見た目がとても綺麗です。
クエ鍋とは違い、お刺身では歯ごたえのあるコリコリした食感を楽しむことができます。
薬味はワサビはもちろんですが、油の多い魚のため、さっぱりとしたポン酢も相性抜群。
味変で、柑橘類を絞って食べるのもおすすめです。
クエの味についてまとめ
いかがでしたでしょうか?
今回、サカマでは以下のトピックについてご紹介してきました。
- そもそもクエってどんな魚?
- クエはまずい?どんな味がするの?
- クエが美味しい旬の時期はいつ?
- クエを美味しく食べることができるレシピは?
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