そもそもオオカミウオってどんな魚？
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オオカミウオとは、スズキ目オオカミウオ科に分類される海水魚になります。
長めの胴体と、鋭い歯・硬いアゴを持った大きな顔が特徴です。
捕食対象は、軟体動物から貝類、甲殻類と様々で、持ち前の鋭い歯と硬いアゴを活かし、噛み砕いて食べます。
このように、オオカミのような特徴を持った魚、というところからオオカミウオと名付けられたといわれています。
実は、英語表記でもそのままで「Wolffish」となっています。
オオカミウオの平均的なサイズは1m前後ですが、大きい個体だと約1.5mぐらいのサイズにもなります。
生息地は主に北の海で、ベーリング海などで多く水揚げされています。
日本での生息地は、新潟・宮城より北の海で、オホーツク海での水揚げ量が比較的に多く確認されています。
とはいえ、そもそもの水揚げ量が少ないため、日本ではあまり流通していない魚になります。
日本ではどちらかというと、市場より水族館で展示されているオオカミウオを見る機会が多いかと思います。
それもあり、日本では食用とされることがあまりない魚になります。
オオカミウオはまずい？どんな味がするの？
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先ほど、オオカミウオは「日本では食用とされることがあまりない」とお伝えしましたが、実は海外では食用として広く流通しています。
オオカミウオの刺身は少し水っぽく、淡白な味になっています。
ただ、グロテスクな見た目とは裏腹に、癖やニオイも少ないのが特徴で、日本人でも食べやすい白身魚だといえます。
料理方法としては、水っぽさがあるため刺身にはあまり向かず、加熱調理したフィッシュアンドチップスやムニエルなどの相性が抜群で、驚くほど美味しくなります。
オオカミウオは、皮も食べることができますが、プニプニした食感をしていて好みが別れるため、苦手な方は調理前に剥がす必要があります。
また、オオカミウオは肝や卵も食べることができます。
肝は他の魚と同様に、湯通しすることで食べることができます。
味や食感もそこまで、他の魚の肝と大差はなく美味しいです。
卵は、見た目やサイズこそイクラと似ているものの、食感や風味はイクラに及ばないといったところ。
しかし、醤油漬けなどにすることで、充分美味しく食べることができます。
とはいえ、そもそもオオカミウオの流通数が少ない上に、卵を持った個体を入手するのはなかなか難しいです。
もし、卵を持ったオオカミウオを入手した際は、希少なのでぜひ卵まで味わってみてください。
オオカミウオが美味しい旬の時期はいつ？
オオカミウオの旬は7月〜8月頃となっています。
これはオオカミウオの産卵期が10月〜11月であり、産卵に向けて栄養を蓄えているのが要因となっています。
オオカミウオを美味しく食べることができるレシピは？
ここからはオオカミウオを美味しく食べるレシピをご紹介します。
先述した通り、オオカミウオの身は水っぽいため刺身にはあまり向いていません。
逆に、加熱調理をすることで余計な水分が抜け、一気に旨味がますのが特徴です。
そのため、今回はフィッシュアンドチップスと漬け焼き紹介します。
フィッシュアンドチップス
フィッシュアンドチップスは、オオカミウオを食用としている海外では定番の料理になります。
- オオカミウオの皮剥いで、一口サイズに切る
- 薄力粉、片栗粉、ビール、ベーキングパウダー、塩を混ぜて1をくぐらせる
- 180℃に熱した油へ2を入れて、両面キツネ色になるまで揚げる
- 揚がったら油をきって、お皿に盛り付けて完成
3の工程で、細く切ったじゃがいもを一緒にフライにしておくと、よりフィッシュアンドチップスになります。
オオカミウオの漬け焼き
- 醤油・みりん・酒を1:1:1で混ぜて、漬けたれを作る
- 適当に切ったオオカミウオの切り身を1に、1時間以上漬け込む
- フライパンにクッキングシートを敷き、2を両面焼く
- 両面がキツネ色になったら、お皿に盛り付けて完成
オオカミウオの味についてまとめ
いかがでしたでしょうか？
今回、サカマでは以下のトピックについてご紹介してきました。
- そもそもオオカミウオってどんな魚？
- オオカミウオはまずい？どんな味がするの？
- オオカミウオが美味しい旬の時期はいつ？
- オオカミウオを美味しく食べることができるレシピは？
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