さかなの旬 マジャク(アナジャコ) アナジャコというシャコの仲間です。 干潟で筆を使った「アナジャコ釣り」をしたことがある方は結構いらっしゃるのではないでしょうか。 食材として余り流通されていませんが、知る人ぞ知る初夏の旬の旨さとしてとても重宝されています。 穴の中に生息しているため皮が柔らかく、素揚げして頭ごと殻ごとバリバリ食べれます。頭はフルーティ、... サカマ
さかなの知識 青いお話 その2 前回の続きです。 さて私どもサカマ図鑑読者が「青いお魚」と言えば、何てたって青物ですよね。 イワシやサバ、サンマ…旨いですからねぇ、ご飯が何杯でも進んでしまいます。 基本的に青物の魚とは「背が青い魚」を意味します。 これは外観や魚の肉質などから見た便宜上または実用的な括り方で、魚の科学的、分類的見地によるものではないの... サカマ
さかなの旬 ビンチョウマグロ(ビンナガマグロ) 魚体の横びれが髭のようにながいため、「鬢長」と呼ばれています。 全世界の熱帯、亜熱帯の温暖な海域にかけて広く生息します。 身は他のマグロと同様に赤身ですが、色は白に近いピンク色で非常に柔らかいのが特徴です。 寿司屋でお馴染みのトロの部分、ビントロは柔らかい旨さが醍醐味です。 肉の食感が鶏肉に似ているので、唐揚げ、フライ... サカマ
さかなの旬 赤い魚!ユメカサゴ(夢笠子) ユメカサゴは、腹腔膜が黒いのでノドグロ(喉黒)と呼ぶ地域も多いです。 一般的に、ノドグロとも呼ばれているものは、アカムツですが、こちらのノドグロも負けず劣らず絶品です! しっとりとした食感と深い旨みと脂の甘さが楽しめます。 皮下はゼラチン質状になっており、ここもユメカサゴの旨さの一つです。 熱を通しても痩せないので、バ... サカマ
さかなの知識 青いお話 その1 前回は赤い魚について綴りました。 深海で生活する種が多いことと、周囲の暗さに擬態するため光が反射しない色ということが赤い魚体である理由でした。 そして、甲殻類などを食べてその色素を体に取り込んでいるというメカニズムがあります。 さて今回は「青いお話」を綴ってゆきたいと思います。 「青い魚」という言葉を見聞きして、最初に... サカマ
さかなの旬 クマエビ(アシアカエビ) 和名はクマエビで、大きなものは20cmを超えます。 赤い脚が特徴です。 紀伊水道に生息するアシアカエビは、クルマエビと比べても抜群においしいと評判で、料理人の間では有望な食材として知られています。 殻は柔らかく剥きやすいです。 熱を通しても硬く締まりすぎません。 身は甘く深い旨さが楽しめます。 名産品としては、焼車えび... サカマ
さかなの知識 赤いお話(マダイやメヌケ、キンメダイ、キンキ、ノドグロなど) ゴールデンウィークが終わりましたが、皆様いかがお過ごしされましたか? 今年は晴天が続いて、気持ちがいい初夏の陽気を楽しんだ方も多いのではないでしょうか。 私は年甲斐もなく一日中お天道様の下にいたものですから、日焼けして顔と腕が真っ赤になってしまいました。 しかも日焼け以外に発熱のコンボもお見舞いされたので、ゴールデンウ... サカマ
さかなの旬 絶品!アサヒガニ カニの甲羅の下には海老のように胴体が伸びています。 ずんぐりとした形の、何とも不思議な形のカニです。 高知県や鹿児島県など温暖な太平洋沿岸はアサヒガニの名産地です。 比較的暖かい地域に生息しており、海外ではハワイやインド洋周辺などに多く生息しています。国内でも九州など温かい地域に生息してはいますが、数があまり多くないこ... サカマ
さかなの旬 北海マダコ(水ダコ) 冷たい北海道の海で育ったマダコの身は筋肉質で、とてもいい歯ごたえが楽しめます。 ゆでたこにすると筋肉の食感と旨さがたまらなく美味しいです。 タコの種類は多く、世界には200種以上、日本近海だけでも30種以上生息しています。 日本で馴染みがあるのは、マダコ、イイダコ、そして、このミズダコです。 タコはその風貌から、食べる... サカマ
さかなの知識 巨大クエ、和歌山沖で釣り上げられる 巨大ハタ類あれこれ ゴールデンウィークが始まった4月30日、和歌山県沖で体長147センチ、重量40.2キロの「特大級」クエが釣り上げられました。 大阪府在住の会社員男性田島和彦さんが、紀伊半島南端の和歌山県見老津町に所属する遊漁船「黒龍丸:今村喜代人船長」に乗り込み見老津沖合でムロアジを餌にして釣りをしていたところ、釣り竿に大きな当たりが... サカマ