さかなの知識 サケあれこれ その5 前回ではサケ科の魚は生まれた川に戻る「母川回帰」の習性があることを綴りました。 一部のサケ科の魚は生涯を産まれた河川で生活しますが、大部分の魚は河川に生まれたのち、海洋に繰り出して数年に渡り回遊行動を取ります。 何故、外敵が多い海洋に出るのか? サケ科の魚は“冷水性魚類”であり、生息している河川は水温が低く、そして貧栄... サカマ
さかなの知識 サケあれこれ その4 サケ科の魚が持つ最大の特徴は「母川回帰」ではないでしょうか。 川で生まれて海に出て、広い海洋を数年間回遊して産卵のために生まれた川に戻って来る。 海で育った大きなサケが川を遡上する逞しさや、産卵をして死んでゆく儚さは神秘的であり、ドラマティックに感じてしまいます。 サケの生活史とは、川に始まり川で終わるものなのです。 ... サカマ
さかなの旬 サケあれこれ その3 さて唐突ですが、あなたは「鮭」を“サケ”と読みますか? それとも“シャケ”と読みますか? 「鮭」を広辞苑で調べると“サケ”と記載されていますが、“シャケ”も読み方として正解です。(広辞苑にはシャケはサケの転語と言う注釈があります) マルハニチロが全国15歳以上の男女1,000人にアンケートを取ったところ、“サケ”と読む... サカマ
さかなの知識 サケあれこれ その2 前回ではサケとマスに明確な違いがないことを綴りました。 さてサケ科の魚というのはいったい何種類あるのかというと、サケ属、タイヘイヨウサケ属、イワナ属、イトウ属、カワヒメ属、アカントリングア属、コレゴヌス属、サルモティヌス属、ステノズゥス属、ブラキミスタクス属、プロソビウム属の11属66種に分類されます。 そのなかで、日... サカマ
さかなの知識 サケあれこれ その1 先日まで8回に渡りサンマについてあれこれ綴りました。 日常でお馴染みなサンマには、沢山のミステリアスなことがあることをお伝えしました。 きっと、今年のサンマは例年以上に美味しく感じることでしょう…!? さて、今度は「サケ」についてつらつらと綴ってゆきたいと思います。 秋も深まり空気が冷たくなってきた頃、鮮魚店の店頭には... サカマ
さかなの旬 今日の魚 スズキ 昔、アメリカ横断ウルトラクイズにて「冬枯れすすき、夏は絵に描いてでも食えという魚は?」という問題が出題されたことを覚えています。 最大1メートル程の大きさで細長く平たい体に、黒い尾びれが特徴的です。 スズキは夏に旨い魚ですが、秋に俳句季語がある魚で今がまさに食べ頃です。 透明感のある桃色の白身は川魚の様にクセがなく澄ん... サカマ
さかなの旬 今日の魚 サワラ 鋭い剣状の細長く銀色に光る魚で、大きさは1メートルを超えます。 日本沿岸で北海道南部から日本列島、四国、九州の太平洋沿海地方、東シナ海にかけてと広く分布しており、太平洋で生息する群と日本海に生息する群に分けられます。 春から秋にかけて海の表層を群れて行動しますが、冬期になると深場に移ります。 サワラの食性は肉食性で、カ... サカマ
さかなの知識 さんまあれこれ その8 さんまあれこれ その8 サンマについて、先日気になるニュースが報道されました。 例年、サンマの価格は1尾150円前後で販売されていますが、今年の新物のサンマは300円前後に高騰しているのです。 日によっては400円(!!)もの値が付くこともあります。 何故、今年のサンマはこんなに高いのか? 以前、この記事にて北海道や東... サカマ
さかなの知識 さんまあれこれ その7 サンマ話、おかげさまで(!?)第7話目に突入致しましたが、まだまだサンマについて綴りたいことがあるのでございます…。 さあさあ、今日もお付き合いくださいませ。 きっとあなたもこの秋にはサンマ博士になって、皆の人気者になることでしょう! さて先日はサンマの成長と水温の関連性、耳石を解析することで成長の過程を知ることができ... サカマ
さかなの旬 今日の魚 ハタハタ 北海道は徐々に寒くなって来ています。 この週末、札幌の魚市場ではこの秋はじめてのストーブを焚きました。 寒くなると揚がって来るのは「ハタハタ」です。 秋田県では冬の郷土料理に欠かせない魚で有名ですね。 「ハタハタ」とは雷のゴロゴロという轟く音に由来しています。 雷が鳴り響いて風が強い日、海は大荒れになりますがこんなとき... サカマ