さかなの知識 今と違います。江戸時代の寿司あれこれ 昨日は助六寿司について、魚からかけ離れた記事になりました失礼をお許しください。 さて、江戸時代の寿司について気になるとのご意見をいただきましたので、本日はそんなお話を綴りたいと思います。 江戸町内での握り寿司は現在のファーストフードみたいなもので、発案された当初は岡持ちに入れて売り歩くスタイルでしたが、そのうち屋台が登... サカマ
さかなの知識 助六さまとお寿司のお話 人間シジューを過ぎると、食に対する嗜好が確実に変化しますね。 先日、かなり久々に某有名トンコツギトギトラーメン店(ニンニクマシマシのコールで有名なお店です)にて、一番小さいと言われるラーメンを食べましたが、胃もたれが凄すぎて。 三十代だったら大盛り、豚ダブルは余裕で食べられるクチだったのですが…。 多分、今年は横浜家系... サカマ
さかなの知識 この夏、京都に出掛ける人必見!舞鶴で岩牡蠣食べましょう! 夏の京都市内は7月の八坂神社祇園祭、8月の若宮八幡宮大祭、大文字五山の送り火など様々なイベントが目白押し、日本の夏の文化を存分に楽しめます。 なかでも八坂神社祇園祭では、鱧は神様にお供えされます。 昔の京都は交通の便が悪く、しかも夏は猛烈な暑さ、大阪湾周辺や日本海側から水揚げされた魚を急いで持ってきても、道中で次々と魚... サカマ
さかなの知識 東京に「お嬢サバ」がやってきた! 今月2日、鳥取県より試験生産中の「お嬢サバ」というブランドマサバが東京に向けて初出荷されました。 このインパクトがある名前、悪い虫が身に付かない様にという願いが込められているのですが、一体どういうことなのでしょう。 また「お嬢サバ」が誕生した背景や、今後の本格的生産に向けた取り組みについて綴ってゆきたいとおもいます。 ... サカマ
さかなの知識 江戸時代の魚のお話 さて唐突ですが、私と妻は「常磐津」という邦楽を嗜んでおります。 常磐津とは江戸時代に生まれた三味線音楽で、歌舞伎や日本舞踊で欠かすことのできないものであります。 歌舞伎の演目と同様、物語に沿って情景を語り、曲中に登場する人物の声色(こわいろ)で台詞がある素浄瑠璃というものに、中棹三味線で伴奏します。 有名なものでは足利... サカマ
さかなの知識 漁業無線(人命救助の橋渡し) その2 平成25年3月11日、日本周辺における観測史上最大規模の東日本大震災が発生した日の釜石市漁業無線局での出来事です。 沿岸にある釜石漁業無線局の窓の外では、津波が襲来により多くの船が津波に飲み込まれ、集落が流されてゆく姿を目の当たりにしていました。 局内は無線局職員、命からがら避難をした近隣の高校生や住民で溢れかえってい... サカマ
さかなの知識 漁業無線(Radio GA GA… 沖と陸を結ぶ懸け橋 )その1 本日のタイトルにクィーンの名曲を取り入れました。 個人的にはクィーンはこの「Radio GA GA」が一番好きですねぇ。 「何でか!?」とお思いの方もいらっしゃることでしょうが、ご安心ください。 ちゃんと理由がございます。 ざっくりと訳しますが、曲中に「ラジオの時代は過ぎてしまったけど、君は古き良いものなんだ。いなくな... サカマ
さかなの知識 青いお話 その2 前回の続きです。 さて私どもサカマ図鑑読者が「青いお魚」と言えば、何てたって青物ですよね。 イワシやサバ、サンマ…旨いですからねぇ、ご飯が何杯でも進んでしまいます。 基本的に青物の魚とは「背が青い魚」を意味します。 これは外観や魚の肉質などから見た便宜上または実用的な括り方で、魚の科学的、分類的見地によるものではないの... サカマ
さかなの知識 青いお話 その1 前回は赤い魚について綴りました。 深海で生活する種が多いことと、周囲の暗さに擬態するため光が反射しない色ということが赤い魚体である理由でした。 そして、甲殻類などを食べてその色素を体に取り込んでいるというメカニズムがあります。 さて今回は「青いお話」を綴ってゆきたいと思います。 「青い魚」という言葉を見聞きして、最初に... サカマ
さかなの知識 赤いお話(マダイやメヌケ、キンメダイ、キンキ、ノドグロなど) ゴールデンウィークが終わりましたが、皆様いかがお過ごしされましたか? 今年は晴天が続いて、気持ちがいい初夏の陽気を楽しんだ方も多いのではないでしょうか。 私は年甲斐もなく一日中お天道様の下にいたものですから、日焼けして顔と腕が真っ赤になってしまいました。 しかも日焼け以外に発熱のコンボもお見舞いされたので、ゴールデンウ... サカマ