そもそもアコウダイってどんな魚?
アコウダイとは、カサゴ目フサカサゴ科メバル属に分類される魚です。
その生息地域は、太平洋側では青森沖から高知沖、日本海側では新潟沖から山口沖に分布し、普段は水深500m〜700m程度の岩礁帯でエビ、イカ、小魚を捕食しています。
そして、12月〜4月には繁殖のため、水深200m程度に移動します。
その繁殖方法は卵胎生で、メスの体内で10万〜30万個の卵を孵化させた後に3〜4mm程の稚魚が生まれます。
見た目ですが、アコウダイの体の色は鮮やかな赤色で、下顎が前に突き出ていて眼窩下に棘があり、頭の背面に3条の暗色帯がないのが特徴です。
その大きさですが、体長50cm程度にもなりますが、大きなものでは70cmにもなります。
深場から釣り上げると急激な水圧の変化により目が飛び出てしまうことから、「目が抜け出る」→メヌケと呼ばれています。
ちなみに、呼び方についてですが築地市場等でメヌケと言うと、同属ものの内、大型で色の赤いものを総称して言いますので、必ずしもアコウダイとは限りません。
また、関西や瀬戸内の料理店でアコウというと、キジハタを指すことがありますので混同しないように注意が必要です。
アコウダイの値段相場はいくら?
アコウダイという魚の値段について、豊洲市場での2021年度市況の平均価格を見るとを最安値が5月で1kgあたり1,702円で、最高値は12月で1kgあたり2,915円での取引となっていました。初夏には少し安くなる傾向でした。
実際の通販サイト掲載の価格を調べてみると2kg〜2.5kgの上もので10,692円で販売されていましたので、kgあたり4、277円〜5,346円と時期や状態により値段が大きく異なります。
アコウダイですが、一昔前は安価に入手出来ましたが、年々漁獲量が減少し価格は高めに推移しています。
出会う機会があれば、ぜひ、味わっておきたい魚です。
アコウダイの旬の時期はいつ?
アコウダイの旬は、秋〜春です。
冬場は特に脂が乗って美味しく、値段も1kgあたり5,000円程度となります。
アコウダイですが、獲れたての新鮮なものはもちろん美味しいのですが、おろした切り身を冷蔵庫で2日〜3日熟成させると更に美味しさが増します。
アコウダイの選び方ですが、色が鮮やかで、目に透明感があり、身が張っているものを選ぶとよいでしょう。
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アコウダイはどのような調理方法で楽しむことができる?外食の値段は?
アコウダイは、さっぱりした味わいの白身で、熱を入れると皮下にゼラチン質の層が出来ます。
熱を入れても硬くならないので、刺身、洗い、焼き、揚げ、煮付け、椀物と様々な調理で楽しめます。
外食で頂く場合ですが、流通量が少ないために常時用意されているお店は少ないでしょう。
お店に確認を入れて、予約をしておくことをおすすめします。
料金については、小料理屋でコース料理を注文すると15,000円程度はするでしょう。
アコウダイの皮霜づくり
アコウダイは皮下にゼラチン質の層があるので、皮ごと味わうのがおすすめです。
皮霜づくりにすることで、皮の程よい歯ごたえとゼラチン層と身の甘さを存分に堪能できて非常に美味しいです。
お店で食べると値段は2,000円程度になります。
アコウダイの粕漬け焼き
ふっくらした身に酒粕の風味が食欲をそそります。
ご飯で食べても美味しく、また、お酒のあてにももってこいです。
料金について調べたところ、新宿で1,000円程度の価格で定食を提供しているお店がありました。
こんなにリーズナブルに提供して頂けるお店は大変ありがたいですね。
アコウダイの値段についてまとめ
いかがでしたでしょうか?
今回、サカマでは以下のトピックについてご紹介してきました。
- そもそもアコウダイってどんな魚?
- アコウダイの値段相場はいくら?
- アコウダイの旬の時期はいつ?
- アコウダイはどのような調理方法で楽しむことができる?外食の値段は?
サカマでは、魚に関する様々な情報をご紹介しております。
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