ボラはまずい?その味や美味しいレシピ、旬な時期をご紹介

そもそもボラってどんな魚?

ボラとは、ボラ目・ボラ科に分類される魚で、世界中の熱帯・温帯に広く生息しています。
水の汚染に強く、都市部の港湾内や河口等の汽水域にも多く見ることが出来ます。

ボラは、鼻先から頭が平らで、全長が細長い形態をしています。
体の色は、背中側が緑褐色で、腹側が銀白色をしており、体の横に薄い縦しま模様が数本見られます。
そして、目の周りにコンタクトレンズのような皮膜があり、これを脂臉(しけん)と言います。

この投稿をInstagramで見る

 

ひろと(@hiroto_1080_sakana)がシェアした投稿

ちなみに、ボラに似た魚にメナダがいますが、こちらは目の色がボラと違い、赤味もしくは黄味を帯びていることに加え、脂臉の有無で見分ける事ができます。
メナダの旬は春〜夏で、有明海や瀬戸内海で好まれている白身の高級魚です。

ボラは成長すると80cm以上にもなる大型の魚です。
その成長から、ブリ、スズキと同様に出世魚とされています。

ボラの成長段階での呼び名ですが、地域によって違います。
関東では、オボコ→イナッコ→スバシリ→イナ→ボラ→トド。
関西では、ハク→オボコ→スバシリ→イナ→ボラ→トドとされています。
30cm~50cmまでをボラ、それ以上はトドと呼び、大きさに比例して味が良くなります。

食性は雑食で、藻や水底のデトリタス(微細な有機物粒子)を砂泥ごと飲み込みます。
そのため、胃から十二指腸につながる幽門が発達し、その形状から「ボラのへそ」「そろばん玉」と呼ばれています。

泳ぎは敏捷で、海面から体長の2〜3倍の高さにジャンプします。
10月から1月にかけては産卵期のため、外洋に出て南方に回遊するのですが、詳細についてはよくわかっていません。

ボラはまずい?どんな味がするの?

ボラが臭くてまずい場合は、生息していた場所が汚染されていたと考えられます。
捕食の際に、砂泥ごと飲み込むため、ヘドロがあるような場所ではお腹の中に臭いの元を取り込んでしまうためです。

一方、汚染の少ない場所や外洋を回遊しているものには臭みがほとんどありません。
しかし、食性を考えると臭みはあるかもしれません。

そのため、捕獲してからすぐに鯖折りにして完全に血抜きをします。
そして、エラと内蔵を取り除き、ウロコを引き、流水でよく洗えば臭みはなくなります。

ちなみに、市場に出回るボラは適切な下処理がされているため、臭みはほとんど気にならないでしょう。

ボラの食味については、歯ごたえのある白身で、血合い部分が鮮やかな赤色をしており、真鯛やヒラメのように甘みがあり美味です。
特に、冬場のものは「寒ボラ」と呼ばれ脂がのって非常に美味です。

身の他にも、「ボラのへそ」は鶏の砂肝に似たコリコリとした食感で、1匹から1つしかとれないため珍重されています。

また、メスの卵巣を塩漬けにして、じっくりと乾燥させたものが日本三大珍味「カラスミ(唐墨)」で、独特の風味がやみつきになります。

そして、意外とボラの白子もクリーミーで美味しいです。
さらに、アラからは良い出汁をとることが出来るので、食材として余すことなく味わう事ができます。

ボラが美味しい旬の時期はいつ?

ボラは、秋〜冬にかけて味が良くなります。
その頃になると、臭みが少なくなり、身に脂が乗ってくるため美味しさがぐっと増します。

美味しいボラの見分け方ですが、黒目が澄んでいて、背側の褐色が色濃く、丸々として張りのあるものを選ぶと良いでしょう。
また、脂臉の部分が白濁しているものは脂がのっている証拠です。

サカマアプリなら全国の港から
産地直送・新鮮なお魚をお求めになれます!
漁師さんから直送の獲れたて鮮魚を食卓に!
美味しい魚はこちらから!

ボラを美味しく食べることができるレシピは?

ボラ本来の色合いや食味を楽しむには刺身が良いですし、熱を通したときのフワフワとした食感とあっさりとした味も美味です。
白身の美味しい魚なので、和洋中どのような料理でも味わうことが出来ます。
その中で、簡単にできるおすすめのレシピをご紹介いたします。

ボラのカルパッチョ

透明感のある身の美しさ、しっかりとした食感と甘みをスパイシーに味わえます。

この投稿をInstagramで見る

 

魚貝ZUCKEY(@gyokai_zuckey)がシェアした投稿

材料
ボラ
好みの野菜等
エクストラバージンオリーブオイル
レモン汁
ハーブソルト
粗挽きコショウ

作り方
1ボラを薄造りにして、身が重ならないようにお皿に並べます。
2並べたボラの身にオリーブオイル・レモン・ハーブソルト・粗挽きコショウをかけます。
3身の上でドレッシングを作るように指先でピタピタと身になじませます。
4適当な大きさにした野菜を載せて完成です。

ボラの白子ポン酢

クリーミーな甘さをポン酢であっさりと味わえます。

この投稿をInstagramで見る

 

Yuko Ogawa(@yuko_takuharuayu)がシェアした投稿

材料
ボラの白子
生姜
刻みネギ等
一味唐辛子(お好みで)

作り方
1白子を適当な大きさに切ります。
2鍋に水を沸かし、生姜を入れて、白子を茹でます。
3冷水にとってから、キッチンペーパー等で水分を取ります。
4お皿にならべて、刻みネギをのせてポン酢をかければ完成です。

ボラの味についてまとめ

いかがでしたでしょうか?
今回、サカマでは以下のトピックについてご紹介してきました。

  • ボラはまずい?どんな味がするの?
  • ボラが美味しい旬の時期はいつ?
  • ボラを美味しく食べることができるレシピは?

サカマでは、魚に関する様々な情報をご紹介しております。
よろしければ、ぜひ他の記事もご覧ください!
[widget id="custom_html-2"]

新鮮な鮮魚が手軽に買える、サカマアプリ

blank

この記事が気に入ったら
フォローしよう

最新情報をお届けします

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事