どうも、こんにちは。
最近はこちらも少しずつ生簀の上の暑さもおさまりつつあります。
もう少しだけ頑張ればこれを抜け出せると思いながら作業しております。笑
春と秋は船の上も風がめっちゃ気持ちいいので期間的には短いですが、待ち遠しいです。
宮崎でも冬場は風が吹くと手足が凍えます。
今回は、どんな魚が養殖されてるのかについて書きたいなと思います。
宮崎県の資料を見てみると、県内で養殖してる魚種は、カンパチ、ブリ、マダイ、シマアジ、カワハギ、サバ類、イサキ、ヒラマサ、スズキ、アジ、ニベ、メジナ、ハタ類、クロマグロとなっています。
ほかにも、国内で自分が知ってるのでは、スマガツオ、アマダイ、サクラマス、アイナメ、メバルなど色々あります。
県内海面養殖業者は30弱、県内海面養殖尾数は681万尾であり、ブリ、マダイ、カンパチの3魚種で559万尾で、82.2%を占めます。
このうちいわゆる大手養殖魚社5会社のシェアは合計で373万尾、県内養殖尾数の66.7%になります。
企業型(雇用従業員数10人以上)経営体は少なく、家族型(個人)経営体がほとんどでその従事者数は3.6人、うち家族従事者数2.3人。
つまり、ブリ、カンパチ、マダイのどれかを軸にして、家族や親戚とかでやってる小規模養殖業者が多いです。
これが日本の海面養殖業の特徴といってもいいかもしれません。
それでも以前に比べると業者数は減少しており、統合し、企業型養殖へと進んでいるように感じます。
海外の大規模企業型の養殖に比べると生産性の面では低いと思います。
なんとなく国産のものがいいイメージがありますが、実際のところ品質面ではどうなんでしょうか。
種類は限られますが、チリとノルウェーのサーモンや地中海クロマグロなどしっかり日本に浸透しているものも見られます。
この辺は、実際に海外の養殖魚をもっと食べてみてでないと判断はつきませんが、これだけ養殖が世界中で振興されてくると確実に海外産の養殖魚も品質向上するものと思います。
これから先、願望もありますが、野菜と同じように養殖魚も生産者で選ばれる時代が来るのではと思います。
〜産の表記は曖昧ですし、国や地域がどこかよりも誰が作った商品なのかで消費者が選べるようになればいいなと思います。
脂が多いけどネットリしてる、脂が少ないけど食感ぷりぷりしてるとか、旨味が強いとか同じ養殖魚でも食べくらべると違いはあります。
それを自由に選べるようになれば生産者もただ作るのではなく、より食べられる時のことを考えて作れるようになるのではと思います。
今回、堅い話になったので次回は魚料理の写真多めの話をしたいと思います!笑
(シマアジのたたき ごまだれで)
○今週の課題と対策
*カワハギの稚魚が入ってくるので注意
⇨ワクチンは打ってくるが病気の発生に気を配る、死魚数を毎日チェック。
*ゴマサバの販路見つける
⇨一日経つと身が柔らかくなるので、活かしで運び当日中に食べる売り先へ。
では、また次回!