私が寒いときに一番美味しく感じる魚は何と言っても“ブリ”なのです。
脂が乗って美しい桃色の寒ブリの身を頬張るときの幸せな気分といったら、もう思い出すだけでもヨダレが垂れてしまいます。
寒ブリといえば富山県氷見市で獲れるものがとても有名です。
夏に日本海の沖合を北上して、秋に北海道でたっぷりと栄養を付けたブリの群れは冬になると、今度は産卵のために日本海を南下します。
このときの回遊コースは夏の沖合とは異なり、沿岸を通るため能登半島周辺でブリの回遊群がぶつかるため、能登半島手前の氷見市沿岸では大量の“寒ブリ”が獲れるのです。
冬の訪れが聞こえてくる11月下旬、北陸の海は雷と共に大荒れの様相となります。
これを“ぶり起こし”といい、そろそろブリが北陸の海にやって来る合図なのです。
氷見市では主に定置網で水揚げされており、数百年前から続けられた漁法なのです。
定置網の漁法では網にかかった魚の7割が抜け出してしまいますが、全て獲り尽すのではなく魚を逃がしてやることで常に資源が再生されることが考えられています。
1月、2月と一層寒い時期になり、ブリの旨さも最高潮を迎えます。
刺身で生の旨さを味わったあとは煮付けや照り焼き、竜田揚げなど様々なブリ料理を楽しんではいかがでしょうか。
画像出典元:http://taspy.jp/16237
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