アブラボウズ


白身魚のトロと呼ばれる「あぶらぼうず」は、一部の地域でしか水揚げされない貴重な高級魚です。
最大で全長183cm・体重91kgに達し、カサゴ目の魚類の中では最大級の大きさである。北太平洋深海の水深400mの岩場に生息する。若いうちは体表に白い斑点があるが、成熟するにつれて濃い灰色に変わります。
伊豆大島付近の海溝海域から年に数匹、100kgを超えるアブラボウズが上がり、主に銚子市場で取引されています。
1,000メートルもの深海に生息するため、身は脂でびっしり覆われており、体の40%が脂肪分です。
アブラボウズの脂はオレイン酸のグリセリドで、良質の植物油に近い成分です。
身は柔らかく包丁が入りやすいので、捌きやすいです。
煮付けにすると身はしっとりと繊維質で舌触りが良く、味も甘みがあって美味しいです。
焼き物は味噌としょうゆとの相性が抜群で、ソテーするときはバターではなく油で軽く火を通してあげると、とても美味しいです。
画像出典元:http://d-yang.cocolog-nifty.com/blog/2016/08/index.html
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