
イタリア在住のサカマインターン生からのレポートが届きました。
******************************
ミラノの板前さんにイタリアの魚市場について聞いてみました。
イタリアでは自国産業を守る為に自由売買は防がれ、市場に出回っている魚は必ず認定業者(日本で言う築地・豊洲的なもの)を介しているそうです。
いわゆる市場の様なものには免許がない限り料理人ですら入れないため、板前さんがいる店は専属の仲買人を雇っています。
そして市場を出入りする人が限られて少数なため、市場そのものは結構しょぼいそうです。
間に入る人が増える程に鮮度が落ちるわけですが、「生食用」として想定されていないので、鮮度のいい魚はあまり手に入らないそうです。

また、釣りをするにも免許が必要で、釣りができる場所も限られているため、イタリアでは釣りをしている人もほとんど見かけません。
そして釣った魚を勝手に売ることは法に触れてしまうそうです。

日本のように気ままに釣りを楽しむという文化はイタリアにでは不可能なばかりでなく、
「産地直送」を味わえるということも不可能な世界なのです。