ゴールデンウィークが始まった4月30日、和歌山県沖で体長147センチ、重量40.2キロの「特大級」クエが釣り上げられました。
大阪府在住の会社員男性田島和彦さんが、紀伊半島南端の和歌山県見老津町に所属する遊漁船「黒龍丸:今村喜代人船長」に乗り込み見老津沖合でムロアジを餌にして釣りをしていたところ、釣り竿に大きな当たりがありました。
この強い当たりに「地球を釣ってしまったか、根がかりになってしまったか」と思っていたそうですが、引きがあるので根がかりではありません。
エイかヒラメか底物の魚かと思っていましたが、10分経つと巨大なクエが水面から姿を現わたので、船内は大騒動になってしまいました。
これまでスタンディング釣りでのクエの日本記録は38キロでしたので、田島さんはこの記録を塗り替えました。
釣り竿に通したハリスがマグロやカンパチ釣り用の太い50号だったので、大きなクエの抵抗にも切られずに済みました。
このクエの口には何本もの錆びた釣り針が刺さっていたとのことで、過去に釣り上げようとして糸を切られてしまった太公望がいたことは確実ですね。
釣り上げた後、田島さんは大きなクエを持ち帰るのに苦労しましたが、お寿司屋さんで捌いてもらい刺身と鍋にして美味しくいただいたそうです。
食べている最中に今村船長から電話があり「日本記録のものだから食べたらアカンやん」と怒られてしまったそうです。
今度はこれよりも更に大きいクエを釣り上げて、食べる前に写真を撮って採寸して、記録認定したいとのことでした。
ちなみに同種族のマハタでは2005年2月に与那国島沖で146.1キロのものがジギングで釣り上げられています。
通常50センチ程度のマハタが1メートルから2メートル、100キロクラスの重量級のものになると「カンナギ」と呼ばれており、時折揚がります。
最近では2011年4月25日に沖縄県与那国島沖合で、同島に所属する遊漁船「瑞宝丸」の釣り客が重量120キロ級を仕留めています。
そして世界最大も気になりますので調べてみました。
世界最大のハタはタマカイと呼ばれるもので、100年前に680キロのものが釣れたという記録があります。
現在でも時折2メートル以上、400キロ級のものが釣れるそうです。
イセエビなど甲殻類や魚類を食べ、ときにサメやエイも食べてしまうそうです。
オーストラリア・クィーンズランド州の海を象徴する魚で、同州をはじめオーストラリア国内の幾つかの州では釣り規制対象の魚となっています。
日本国内では沖縄で水揚げがあり、「アーラミーバイ」という名前で流通されています。
時折、東京築地市場にも水揚げがあります。
鍋にすると身の旨さは勿論、骨からいい出汁が取れます。
もし自分がこんな大きなをハタを釣ってしまったら処理に困るだろうなぁ…、そうだ、我が家の冷蔵庫を大きくしなければ(笑)
画像出典元:http://www.b-shoku.jp/modules/wordpress/?author=5135&p=144904
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