マグロの鱗と皮のコラーゲン


日本人の大好きなマグロ。あの大きなマグロは捨てるところがないといわれるほど、利用価値があるのです。眼玉から内臓に至るまですべて食用として利用されています。

しかし利用されずに捨てられていた部位もありました。それは鱗と皮です。この部分は廃棄物として年間140トンもの量が捨てられていたのです。

その臭いは大変生臭さかったようです。これを有効利用できないかと乗り出した企業がありました。静岡県焼津市にある(株)エコテックという会社です。

日本人の「もったいない」精神から、エコテックはこの廃棄物を利用して純度の高いコラーゲンを作ろうと乗り出したのです。

社長の秋田晴夫さんは7年間かけてコラーゲンの研究開発に努めてきました。(株)エコテックは社長を含む12名の水産加工会社です。

ここから全く新しい技術で純度の高いコラーゲンが開発されたのです。エコテックの契約工場では「マグロのコラーゲンの刺身」を作っています。

化粧品やサプリで欠かせないあのコラーゲンをマグロの皮と鱗から作るというのです。それも刺身で食べられるコラーゲンを作っているのです。

あの生臭い廃棄物が最新の脱臭技術で、無味無臭にすることが可能となりました。この脱臭技術は極秘中の極秘で門外不出と言われています。

ここで作られたのがマグロの100%コラーゲン刺身です。試食してみるとまったく味がありません。しかしそこに加えるエキスによって、どんな味でも可能になる優れものなのです。

秋田社長の7年間かけた研究開発の成果が、2006年11月5日オンエアされたTBSの「がっちりマンデー」で紹介されたのです。

月日は流れて2013年5月29日。TBS水トク「刺激的実験バラエティ やってみよう」という番組でマグロコラーゲンの実験による検証がなされました。

検証テーマは「話題のコラーゲン料理を1か月食べ続けたら、肌年齢はどーなる?」というテーマで、女性タレントを使って実験した様子が紹介されました。

1カ月間マグロのコラーゲンを食事とともに使用した結果、そのタレントの肌年齢が10歳若返ったという結果が出ました。すごい効果があることが実証できたのです。

コラーゲンとは繊維状のたんぱく質で、人体のたんぱく質の30~40%を占めています。皮膚や筋肉、骨や関節などあらゆる組織の細胞のつなぎになっています。

コラーゲンは人体になくてはならないものですが、加齢とともに減少するため、保湿効果が衰え、肌に張りがなくなり、弾力性が失われ、しわも増えるのです。

また、コラーゲンは28℃の温度で徐々に溶けはじめ、38℃で溶けてしまいます。マグロのコラーゲンは、癖がないため料理の材料にも適しています。

どんな料理にも、あるいは飲み物やデザートにも使えます。また食感が寒天のような感触で、そのまま食べることも可能です。

画像出典元:http://blog.livedoor.jp/yazaemon/archives/1935791.html

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