そもそもコブダイってどんな魚?
皆さんはコブダイという魚をご存知でしょうか?
コブダイという名前が付いているため、タイの仲間かと思われる方も多いと思いますが、実はタイの仲間ではなくベラ科の一種です。
稚魚から成魚になると前頭部がコブのように膨らむことから、コブダイと名づけられました。
他にも同じような名前でブダイという魚もいるのですが、こちらもタイではなくベラ科の魚です。
コブダイもブダイもタイではないのに、タイと名前についているなんて不思議ですよね。
なんでもタイのように愛されるようにとのことから、名前にタイが付けられているとのことで、いわゆるあやかり鯛になります。
幼魚の時にはすべてのコブダイがメスですが、50㎝程に成長するとオスに転換する性質をもっています。
このような稚魚から成魚になる成長過程で性転換をする魚で、同じように名前にタイのつく魚でクロダイがいますが、こちらは名前の通りスズキ目タイ科の魚です。
コブダイはまずい?どんな味がするの?
コブダイはどんな味かご存知でしょうか?
市場に出回ることの少ない魚なので、食べたことのある方は少ないかもしれません。
大きくて強面な見た目をしていますが、味はクセや臭みはなく比較的淡泊で弾力のある白身魚です。
そのため、和食、中華、フレンチなどジャンルを問わず様々な料理に使われています。
コブダイの身は透明感があり、もちもちとした弾力があるのが特徴で、噛めばほんのりとした甘みを感じられます。
弾力のある白身なので、油との相性も良くソテーにしたり、唐揚げにして食べてもジューシーで美味しいです。
また、コブダイのコブの部分と皮にはゼラチン質と脂が含まれています。
美容に嬉しいコラーゲンが豊富で旨味を多く含み、煮込むと美味しい出汁が出るので煮つけやあら汁にして食べるのも良いです。
そんな生で食べてもよし、煮ても焼いても揚げても美味しい万能食材のコブダイですが、実は一部ではまずいと言う噂も。
一般的に旬の時期にとれたコブダイは程よく脂が乗っているので美味しいと評価さています。
しかし、旬以外の季節は磯を中心とする食性のためか磯臭く感じられ、脂も乗っていないので旨味が感じにくいのです。
コブダイが美味しい旬の時期はいつ?
コブダイには別名があり、カンダイ(寒鯛)とも呼ばれています。
その名の通り、冬の時期が旬になります。
冬にとれたコブダイは春の産卵期に向けて程よく脂が乗っていて、この時期は食性も磯から海藻へと変わり、磯臭さもなく美味しいです。
お刺身で食べるなら旬の冬の時期にとれたものをおすすめします。コブダイ特有のもちもちとした食感を味わうことができます。
コブダイは春の産卵後の夏の時期を除いては味が落ちにくい魚と言われています。
さきほどご紹介したクロダイも同じように評価されているのですが、夏のクロダイは真鯛より美味しいとの意見もあります。
冬と夏、それぞれの季節でコブダイを食べ比べるの面白いかもしれませんね。
また、コブダイの身は水っぽくて柔らかいので、調理の際には濃い目の味付けにしたり、水分をよくとる工夫も美味しく食べるのに大切です。
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コブダイを美味しく食べることができるレシピは?
生で食べるコブダイはもちもちとした食感を楽しめるので、旬の冬にはぜひ生で味わっていただくことをおすすめします。
また、味にクセがない淡泊な白身は、弾力があるため和洋中色々なジャンルの料理に使うことができます。
そんな万能魚、コブダイを美味しく味わうことのできるレシピをご紹介いたします。
コブダイのカルパッチョ
コブダイの切り身を薄く削ぎます。
お皿に切ったものを並べ、塩、コショウを振りかけます。
小皿にオリーブオイル、お好みでニンニク、醤油を入れて混ぜ合わせソースを作ります。
玉ねぎを薄切りにしたものを水にさらし、ザルに上げて水気を切ってからコブダイの上にのせます。
最後に先ほど作ったソースをかけて完成です!
コブダイの唐揚げ
コブダイを三枚におろし、食べやすいように一口サイズにカットします。
カットしたものを醤油、しょうが、にんにくを合わせたものに一時間ほど漬け込みます。
漬け終わったら、小麦粉にまぶして揚げて完成です!
コブダイの味についてまとめ
いかがでしたでしょうか?
今回、サカマでは以下のトピックについてご紹介してきました。
- そもそもコブダイってどんな魚?
- コブダイはまずい?どんな味がするの?
- コブダイが美味しい旬の時期はいつ?
- コブダイを美味しく食べることができるレシピは?
サカマでは、魚に関する様々な情報をご紹介しております。
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