さかなと地球環境 近大卒の「近大マグロ」が大学祭で解体ショーに出演 大阪の有名私立大学に近畿大学があります。地元では近大と呼ばれて親しまれています。 近畿大学といえばクロマグロの養殖で全国に名を知られた大学ですね。 今年(2015年)11月2日に大学祭が行われました。農学部のある奈良県奈良市中町のキャンパスでは、大学祭のイベントの中に「近大マグロの解体ショー」がありました。 和歌山県串... サカマ
さかなの知識 庶民の魚に変化が~養殖サバ~ 大衆魚って一体どういう意味なのでしょう。辞書によると、「値段が安い庶民向きの魚。例えばイワシ、アジ、サンマ、サバなど」と書かれています。 昔からこれらの魚は大衆魚といわれていましたが、近年では少し様子が違ってきたような気がしませんか。ある年からイワシが、またあるときは秋刀魚が庶民の食卓から遠のいていくことがありませんか... サカマ
さかなの知識 魚の初期種苗生産で大切なこと…仔魚の離乳食 その2 前回、魚類の種苗生産は初期飼育が大切なことを綴りました。 その中で初期餌料について少し触れましたが、今回はそのことについて綴ってゆきたいと思います。 魚類は、ふ化をした直後から数日間は口が開いておらず、外部からの餌は食べません。 お腹の下に卵黄があり、その栄養を摂って生活しています。 (※1 写真はふ化3日後のヒラメ仔... サカマ
さかなと地球環境 漁獲制限 ノルウェーに学ぶ ノルウェーの漁業への取り組みを、日本が今学ばねばならない時期に来ています。 かつては世界屈指の漁業大国だった日本は、最盛期の漁獲量の3分の1まで減っています。 原因はいろいろ考えられますが、乱獲や日本の漁業管理システムの問題、それに漁師の高齢化や後継者不足も大きな要因です。如何すれば漁業に活気が戻るのか、4人の専門家の... サカマ
さかなの知識 魚の初期種苗生産で大切なこと…仔魚の離乳食 その1 全国津々浦々に、魚の人工種苗施設が存在します。 産卵した卵の受精、ふ化、そして仔魚飼育…現在、全て人の手に委ねた魚類や貝類、甲殻類の生産技術が確立しており、安定した種苗生産が可能になりました。 産卵した卵からふ化した仔魚は成長して養殖の商品サイズになるまで、もしくは公益事業で海に放流するサイズまで育てるまでの間、魚の数... サカマ
さかなの旬 私は聖書に出ています、フランスでは「サン・ピエール」…マトウダイ こんにちは。日に日に秋の色が深まる今日この頃、皆様は如何お過ごしでしょうか。 私事ですが嬉しいことがありました。 先日、定期健康診断に行ったのですが、昨年と比較してコレステロール値が大きく下がっていました。 元々、魚は好きなのですが、さかま図鑑で記事を書くようになってから、殊更に魚を食べる機会が増えました。 やはり、美... サカマ
さかなの旬 食用ガニの元祖は私です…ガザミ 毛ガニやタラバガニ、ズワイガニ冬の味覚の代表に蟹が挙げられますね。 カニ鍋でぎっちり詰まった身をすすり、カニ味噌の旨いところをつついて日本酒をクイッと…この行を書いただけでお腹の虫が轟くように鳴いています。 ちなみに私が好きな日本酒は会津の「会津中将」ですねぇ。 濃厚だけど重すぎない柑橘系の甘さのひやおろしなんて最高で... サカマ
さかなの知識 サケの餌にDHA・EPA加え、母川回帰率アップ 年々減少していたサケの漁獲に、明るい兆し。北海道大学や岩手大学では4年かけてサケの回帰率向上に取り組んできました。 サクラマスの稚魚にDHAやEPA、αリノレン酸を配合した餌を与え、母川への回帰率を調べ、回帰率向上の確率を高めることに成功しました。 両大学では3,4年後には実用化にこぎつけ、サケ・マスの漁獲量の安定化に... サカマ
さかなの旬 鮟鱇(あんこう) 鮟鱇は今も昔も高級魚として人気のある魚です。白身で淡白な味でカロリーは低いが、アンコウ鍋としてなくてはならない魚です。 産卵を終えた7~8月を禁漁とし、肝が大きくなる11~2月ごろが一番おいしい時期です。 茨城県では底引き網漁によってアンコウを漁獲しています。 鮟鱇の産地は福島県から茨城県にかけてが有名な漁場ですが、近... サカマ
さかなの知識 未知の巨大生物ダイオウイカのナゾと、するめ実用化 ヨーロッパに古くから伝わる巨大イカの化物、「クラーケン」は船乗りに恐れられた存在でした。 クラーケンに遭遇したなら船は転覆され、人は一人残らず食われてしまうと信じられていたのでした。 やがて近代になり様々な事象が科学的に解明され、海洋やそこに住む生物についても研究が進みます。 その中で数メートル以上の巨大なイカが深海に... サカマ