こんにちは!ジョージです! 今回は漁師の努力シリーズ第3弾、「血抜き」についてです。 第1弾の「活〆」、第2弾の「神経〆」を読んでない方は、ぜひ先にそちらをお読みください! https://sakama.tokyo/blog/archives/4796 https://sakama.tokyo/blog/archive...
さかなの知識
さかなの知識の記事一覧
こんにちは。ジョージです! 今回は前回に引き続き、漁師さんの努力のお話です。前回は「活〆」、今回は「神経〆」です。 前回の「活〆」についての記事を読んでないよ!って方は、ぜひお先にご覧ください。 https://sakama.tokyo/blog/archives/4796 さて、「神経〆(しんけいじめ)」という言葉は...
こんにちは!ジョージです! さて、今回の内容はなにやら難しそうな内容ですが、サックリと話していきます。 まず「活〆」ですが、これは「いけじめ(いきじめ)」と読みます。最近では、「かつじめ」と読む人もいますね。筆者もどちらかというと後者派です。 この「活〆」は読んで字のごとく、「活きた状態のお魚を〆る(殺す)」という意味...
こんにちは。はじめまして。サカマのジョージです。 これから定期的に独断と偏見によるコラムを書いていきます。ぜひ、お暇なときにでもお読みください^^ さて、タイトルにもある通り第1回は幻の魚「スマ」についてです。みなさん、スマって知ってますか??釣り人には結構有名かもしれませんが、まぁお店なんかではめったに見かけません。...
そもそもオニオコゼってどんな魚? オニオコゼとはスズキ目カサゴ亜科オニオコゼ科の高級魚で、一般的に市場で「オコゼ」といえばこのオニオコゼのことをいいます。 オコゼは漢字だと「鬼虎魚」と書き、醜い魚を意味します。 つまり、オニオコゼは「鬼のように醜い魚」という意味です。 オニオコゼは成長すると標準は20cm、大きいもので...
さて前回はハダカイワシのおはなしをしました。 昼間は比較的深い水中で寝て過ごし、夕方になると一斉に海面へ浮上して夜間はずっと餌を食べ続けている魚です。 一日のうちに幾度も水圧の急激な変化を受けているのですが、さて日周期をもって海中を昇降回遊するハダカイワシの仲間には色々なタイプが存在します。 ススキハダカやドングリハダ...
さて前回の続き、水圧が高い環境で生活する深海魚の呼吸についてお話ししてゆきましょう。 水深数百メートルで生活するオキアミやエビの仲間は、水圧が上昇すると呼吸量が増すことが判明していますが、これは水温に関わらず、水圧が上昇すると酸素消費量が増えてゆくのです。 もっとも、低温時の方が高温より加圧による酸素消費量の増加はやや...
水深が10メートル増すごとに水圧は1気圧ずつ高くなってきます。 海洋には表層付近を泳ぐ魚、水中で生活する魚、そして深海で生活する魚と様々です。 なかにはクジラやサメのように表層から深海を縦横無尽に泳ぐ魚もあります。 海中で生活している以上、どんな深度であっても彼らはいつも常に水圧を受けています。 世界一深い海溝はマリア...
以前、勤めていた栽培漁業機関で“潜水”の仕事がありました。 高さ3メートル、直径6メートルほどの円形、コンクリート製水槽が10面ある棟があり、ここでは卵から孵って餌を自分で食べ始めるようになった仔魚の初期飼育を行います。 施設沖合にある取水口から取り込まれた海水を砂利やアンスラサイトでろ過をして、種苗生産水槽にポンプで...
さて前回からの続き、魚の冷凍“急速冷凍法”についてお話ししましょう。 魚を凍らせる過程で身に氷の結晶ができますが、この氷の結晶が曲者で身の繊維組織が破壊されてしまいます。 破壊されてしまうと、魚を解凍したとき肉に含まれている“旨み”などが含まれた液、つまりドリップが流れ出してしまうため味わいが悪くなり、そして何よりも身...