さかなの知識 ウナギあれこれ その3 前回はニホンウナギの稚魚である“シラスウナギ”の生活史について綴りました。 長年謎とされていたニホンウナギの産卵地が解明されたことは、ウナギの研究に於いて大きなエポックメーキングです。 そしてこれらの研究結果が将来のウナギ安定供給に繋がるのではないかと思います。 さて、日本では寒い冬の夜になると、シラスウナギ漁が全国の... サカマ
さかなの知識 ウナギあれこれ その2 さて、日本で主に食されているウナギは“ニホンウナギ”という種ということと、その生息域について前回綴りましたが、今回はその稚魚である“シラスウナギ”について綴ってゆきたいと思います。 まず、ニホンウナギは海洋で産卵が行われます。 卵から孵化した稚魚はその後、河口付近の汽水域から淡水の河川で成長をします。 孵化した仔魚はレ... サカマ
さかなの知識 ウナギあれこれ その1 今年も夏が近づいて、土用丑の日のウナギの申し込みのお知らせを街中で見る機会が多くなりました。 今年の土用の丑の日は7月25日と8月6日です。 さてウナギと言えば最近はもっぱら養殖のものが主流で、国内流通しているもののうち97%が養殖だそうです。 天然ウナギが流通しているうちの僅か3%しかないということに驚きましたが、そ... サカマ
さかなの知識 水産白書を読もう 今月2日、閣議に於いて平成28年度版の水産白書が決定されました。 水産白書とは、水産基本法に基づいて農林水産省が作成した国会への年次報告を白書として公表・刊行したもので、法律に基づいて作成される法定白書のひとつです。 年次報告には前年度の水産の動向に関する報告書と、当該年度で実行予定の施策の報告書の2つがあり、 両者を... サカマ
さかなの知識 違法マグロ漁業を防げ! 世界的に資源量が極端に減り、絶滅危惧種という扱いになっている太平洋産・クロマグロの漁業規制を無視した漁獲が、国内で相次いで発覚しました。 クロマグロ以外にも、ウナギの稚魚である“シラスウナギ”、ナマコ、アワビなどの最高級魚介類密漁の摘発が多くなっており、しかも増加傾向にあるのです。 漁獲について定めた法律や規制を無視す... サカマ
さかなの知識 拡がる不安・雑種フグ問題 気になるニュースです。 最近、いずれもトラフグ類の“ゴマフグ”と“ショウサイフグ”の交雑種が、東日本を中心とする太平洋沖で増加していることが、山口県下関市の水産研究・教育機構水産大学校の高橋洋准教授の研究で明らかになりました。 交雑で産まれた種のこれらの魚は、親にあたるゴマフグやショウサイフグと同じ場所に毒があるとは限... サカマ
さかなの知識 玄界灘にある「神が宿る島」と漁業 その2 さて前回は漁業の話には触れずに終わってしまいました。 今回はこの神の島“沖ノ島”と漁業との関わりについて綴ってゆきたいと思います。 沖ノ島周辺は波が高く、時には危険な海ですが今も昔も好漁場で沢山の漁船が操業を行っています。 主な漁業は中型旋網(まきあみ)、ふく(ふぐ)はえ縄、はえ縄、イカ一本釣り、アジ一本釣りなどで年間... サカマ
さかなの知識 玄界灘にある「神が宿る島」と漁業 その1 早いものでこの「さかま図鑑」を執筆開始以来250話目に達しました。 日頃、読んでいただいている皆様に厚く御礼申し上げると共に、これからも様々な“魚のトピックス”について取り上げてゆきたい所存でございますので、何卒宜しくお願い申し上げます。 さて、この251話目は福岡県に関する記事を書こうとずっと思っていました。 「何で... サカマ
さかなの知識 卵の孵化 昨年、千葉県の女子高生が殻を割った食用卵を使って、雛に孵すことに成功したニュースがありましたね。 コップに入れた“生卵”を孵卵器に入れて実験をしたところ、5日目に心臓が形成、1週間後には杯盤が変化してひよこに形成されつつあります。 そして3週間目には体のほとんどが出来上がり、遂には元気なひよこが誕生したのです。 これま... サカマ
さかなの知識 魚の遊泳速度を知るには? 季節の移り変わりとともに魚は産卵や餌を求めて、北へ南へと集団で大移動するものがあります。 これが“回遊”でマグロ、カツオ、サケ、マス、サンマ、ブリ、イワシなどが季節によって移動をしています。 これらの魚が一日、または一時間にどれだけの速度で移動をするのか知ることは、魚が漁場にやってくる時期を想定して、合理的に漁を行うこ... サカマ