さかなの旬 黒鯛(クロダイ) 太公望には黒鯛はあこがれの的です。釣り人を魅了するのは、繊細で用心深く、神経質で臆病で、そのうえ目がいいときているから、釣り糸と釣針には極端に敏感な黒鯛です。 黒鯛は一気にエサに食いつくのではなく、エサを銜えて微妙な当たりがありますが、用心の上に用心して、ついに食いついた時、釣り人の腕に強力な引きが伝わるのです。これを... サカマ
さかなの旬 車海老(クルマエビ) 夏のおいしい魚には「車海老」があります。中でも車海老は味の良さでは定評がありますね。「姿 伊勢海老、味 車海老」といわれるほどのおいしさです。 車海老が出世エビといわれることはご存知でしたか?魚河岸では車海老の重さが30g以下のものを「巻」、その中でも小さいものから順に「小巻」「才巻」と分けられます。それ以上のものを「... サカマ
さかなの旬 鰻(うなぎ) 夏といえばウナギでしょう。夏バテせずに暑い夏を乗り越えるために、鰻を食べる。土用の丑の日には鰻を食べる。これが日本の風習ではないでしょうか。 鰻について調べてみました。俳句の季語にもウナギは夏。四季の魚で調べても鰻は夏の魚です。しかし旬は何時かというと秋から冬にかけてが旬だという。 夏に食べるウナギは養殖ウナギであり、... サカマ
さかなの旬 太刀魚(タチウオ) 夏の魚にタチウオがあります。一見すると獰猛な顔に見えます。カミソリのような歯をもっているため、生きたタチウオに触るときは細心の注意が必要です。 大きくなると最大2mを超える大きさにもなります。通常は70~80㎝位のようですが、ドラゴン級といって、全長130㎝を超え、幅も指6本以上を言うようです。 タチウオのサイズを表す... サカマ
さかなの旬 かわはぎ(皮剥) カワハギは見た目がかわいい魚ですね。四季を通じておいしくいただける魚です。北海道から南の日本各地の岩場や砂底に群れで生息しています。瀬戸内海などは漁獲量も多く、地引網や定置網で漁獲されます。 カワハギを調理するとき、口先から尾に向かって皮を剥ぎ取ります。この調理法からカワハギと呼ばれるようになったと伝えられています。 ... サカマ
さかなの旬 伊佐木(いさき) イサキは釣り人に人気の魚です。夏の海釣りで楽しませてくれる魚ですね。本州の中部以南の沿岸部に生息して、体長は最大50センチほどになります。イサキの釣れる期間は冬場の極寒気をのぞいてほぼ年中釣れますが、釣りの最盛期は5~7月ごろがいいですね。 潮通しの良い岩礁域を好んで生息しています。産卵は5~8月ごろで、稚魚のころは浅... サカマ
さかな料理 下北半島のイカ寿司 青森県といえば「大間のマグロ」が有名ですが、イカとホタテも有名な水産物です。 下北半島は青森県の北東部にある日本有数の漁場です。日本海と太平洋がぶつかり合う津軽海峡では、真イカが回遊し、下北半島に多大の恵みをもたらせてくれるのです。 夏の夜にはイカ釣り船が大挙して漁に繰り出し、その漁火は青森の夏の風物詩になっています。... サカマ
さかなの旬 雉羽太(キジハタ) ハタは泳ぎが不得意にもかかわらず、餌を見ると一気に飲込み、素早く棲穴に持ち込む習性があります。 釣りの時に穴の奥まで逃げ込まれると大変です。 全てのヒレはもちろんエラ蓋まで逆立てて抵抗し、引き出すのに一苦労し、そのうち釣り糸が岩にこすれて切れてしまう羽目になってしまいます。 ハタ類は暖海性の魚であることから、関東ではな... サカマ
さかなの旬 栄螺(サザエ) 海の恵みに感謝したいですね。四季を通じて私たちにおいしい魚介を提供してくれます。その昔、海水浴に出かけて素潜りでサザエをたくさん獲ったものです。そのまま浜でサザエを壺焼きにして、そのうまさに舌鼓を打ったこともありました。 今では許可なくサザエを獲ることは禁止されています。漁師さんの漁場を荒らすことになるため、決してやっ... サカマ
さかなの旬 蜆(しじみ) しじみの旬は夏と冬の年に2回の旬があります。夏は猛暑の「土用しじみ」。冬は厳寒期の「寒しじみ」として知られます。しかし俳句の世界では蜆は「春」の季語となっています。 いずれにしてもおいしいし栄養素もたっぷり入った食材です。皆さんはしじみはどうして食べますか?しじみの味噌汁、しじみのすまし汁、しじみの酒蒸し、しじみのバタ... サカマ