さかなと地球環境 漁獲の効率化と資源保護のため漁業にIT導入 日本の海域では水産資源が確実に減ってきました。かってのニシン漁のように、ある時期からぱったり鰊が獲れなくなったことがありましたね。 あのころ鰊はいくらでも獲れて、未来永劫鰊景気は続くものと思った人もあるでしょう。鰊が不漁になってからは悲惨でしたね。 資源を守りながら漁業をおこなわなかったことへのしっぺ返しでしょうか。如... サカマ
さかなの知識 寝かせておいしい水産缶詰~缶詰にも食べごろがある~ 鮮魚は保存期間が長引くと鮮度や旨味が減少します。しかし缶詰にして寝かせることによってより熟成しておいしく食べられるようになるのです。 発酵と熟成によってうまみ成分を増やす技術は進歩しており、出来立てよりうまみを増す水産加工品もあるのです。 缶詰は一般に製造後3年間が賞味期限と言われます。あくまでもメーカーがおいしく食べ... サカマ
さかなの知識 釣り漁業 釣り漁業 (自由漁業) 古い歴史のある釣り漁は、最も基本的な漁法のひとつです。 地域によって長年受け継がれてきた方法があり、仕掛けや規模、獲る魚の種類や大きさが違ってきます。 漁をするエリアはだいたい決まっていて、遠くへ足をのばすことはあまりありません。 釣り漁業の歴史は非常に古いが、大量の魚を一度に漁獲することができ... サカマ
さかなの知識 かご漁業 かご漁業(知事許可漁業または免許漁業) 「かご漁業」とは、通常えさを取り付けたかごを海底に仕掛け、匂いにつられて入ってきた生物を捕る漁法です。 えさには、冷凍サバ、ホッケ、小さなソウダガツオ、シイラ、ベニズワイの水ガニなどが使用されます。 漁獲対象とする魚種やサイズ、仕掛ける場所によって、用いるかごの形や網目の大きさが... サカマ
さかな料理 ねごめし(静岡県伊東の漁師めし) 「ねごめし」っていったい何でしょう。漁師めしというからには当然魚介の入った料理に違いない。名前を聞いただけでは想像もつきません。お腹の虫を抑えて調べてみました。 静岡県伊東市は天城の山系を背にして、相模湾に向かって開けた温泉と観光で有名な所です。泉質は無色透明、無臭の単純泉、弱食塩泉です。 効能は慢性リウマチ・神経痛・... サカマ
さかなの旬 毛ガニ カニは冬のものと思っていましたが、夏のカニもありました。「毛ガニ」です。 毛ガニと言えば北海道があまりにも有名ですね。 毛ガニの旬は産地によって違ってきます。 春の毛ガニはオホーツク海、 夏の毛ガニは噴火(内浦)湾、 秋の毛ガニは釧路や根室、 冬の毛ガニは日高沖、十勝沿岸で漁獲されます。 岩手県が12~3月など、場所を... サカマ
さかなの旬 生コンブ(昆布) 海の中にまるで昆布の樹海とでもいえそうな、ウッソウとした昆布の林を見たことがあります。寒流の親潮海域で育った海藻は、北海道の豊かな海の中で、大きな藻場を形成して、多様な生態系を育て上げています。 テレビなどではコンブ漁の様子を紹介されることがありますが、小舟に乗った漁師さんがハコメガネと長い竿を使って、コンブを根元から... サカマ
さかなの旬 シャコ(蝦蛄) ずいぶん昔の話です。蝦蛄の美味しさにはまってしまいました。岡山県日生(ひなせ)にある知人の家で、ザルで塩茹でにしたシャコを腹いっぱいご馳走になりました。 塩茹でされた大量の蝦蛄は、湯気を立てながらが運ばれてきました。甲殻類独特の食欲をそそる美味しい匂いが鼻をくすぐります。 蝦蛄の殻の剥き方を教わり、指先を鋭い棘で傷つけ... サカマ
さかなの旬 生うに 海鮮丼などでいただくウニや、寿司屋で握ってもらうウニなどは旨さだけでなく、何とも贅沢な味わいがあるものですね。 日本で食用に水揚げされる生ウニの種類は、「バフンウニ」「ムラサキウニ」「エゾバフンウニ」「キタムラサキウニ」などが中心になっています。 ダントツ一位の漁獲量は北海道です。羅臼、松前、奥尻島、積丹半島、焼尻島な... サカマ
さかなの旬 マンボウ(満方) 夏の魚にマンボウがあります。何ともユーモラスな顔かたちの魚ですね。水族館でよく見かけますが、このマンボウは体重が900㎏、とても重い体をしています。体長は4mほどになり、重さも2200㎏にも成長するマンボウもあるようです。 詳しい生態は分からないようですが、マンボウは変態する魚です。直径1㎜という小さな卵から孵化したマ... サカマ