そもそもサヨリってどんな魚?
ダツ目サヨリ科の魚で、北海道から九州までの内湾、沿岸にいる小型の魚です。
下あごが長く先端部が紅をさしたように赤やオレンジにそまっていて、そのスマートで美しい体型から『海の貴婦人』と呼ばれています。
サヨリの値段相場はいくら?
サヨリは一年中水揚げされていますが、漁獲量に比例し卸値が大きく変動する魚のため高値で取引をされています。
過去5年間の月毎の平均卸値は12月に最も高い値段が付き、最も安い値段になる7月とは8割ほど差があります。
2021年の1キロの年間平均卸値価格は3,330円で、最も高値を付けたのは12月で平均価格5,000円以上です。
年間の月毎の卸値は1キロ、1,500円から5,000円くらいと差があります。
年間の取扱いとしては、旬の時期にかかる12月から3月までは10t~15tほどです。
しかし、旬を終えた7月から9月にかけては0.2tほどの取扱いと減少しています。
このことから見ても季節性が相場に強く反映されている魚です。
旬を迎える12月から3月までは高値で推移し、4月から値段が低下していきます。
関東ではサヨリを春の訪れを知らせてくれる「春告魚」とも「花見魚」とも呼ばれています。
サヨリは春に生まれたものが晩秋には10cm~15cmほどに成長します。
このサイズのサヨリは”エンピツ”と呼ばれています。
”エンピツ”サイズのさよりの値段は一匹当たり、300円くらいです。
1キロ当たりは1,500円から4,000円ほどの値段になります。
サヨリは秋から冬にかけては大きくなり、30cm以上に成長します。
その大きさから門や戸を閉めるときに使うカンヌキに例えて “かんぬき”と呼ばれています。
サヨリは“かんぬき”サイズになると“エンピツ”サイズに比べ肉厚になります。
背中が厚く張り、横から見ると四角形な魚体が良いサヨリの選別の基準となります。
サヨリの“かんぬき”の値段は全長40cmで重さ200gくらいのものでは、一匹750円から1,000円くらいになります。
1キロでは7,000円から8,000円くらいにかけての高値で取引されます。
スーパーや魚屋などには並ぶ機会が少ないのはサヨリの鮮度が落ちるのが早いためです。
サヨリの旬の時期はいつ?
サヨリの旬の時期としては、身が締まる冬がいいとも言われますが、一般的に旬といえばサヨリの脂ののりがよくなる春ごろと言われます。
さよりは魚の一匹の大きさが小さいことから1キロ単位で値段を付けられ、旬の時期には3,000円から5,000円ほどになりす。
サヨリはどのような調理方法で楽しむことができる?外食の値段は?
お取り寄せでサヨリの干物の値段は1枚216円くらいから、サヨリの刺身はお店では一皿700円ほどの値段で味わえます。
サヨリはご家庭でも調理ができる魚で、刺身、焼き物、干物、フライなど多くの調理法があります。
下ごしらえとして、ご家庭では腹びれを取り除き、エラとともに頭を切り落とします。
頭の切り口から肛門までを切り開き、内臓をきれいに取り除きたわしや歯ブラシなどを使い水洗いします。
サヨリの2色のお寿司
サヨリは銀白色の見た目も美しいことから、寿司ネタとして人気が高い魚です。
身は、透き通っていて、柔らかく上品な香りや風味、歯切れの良さ特徴の淡白な白身です。
下ごしらえを終えたサヨリは、キッチンペーパーで水分をふき取ります。
サヨリを開いてなか骨を取り除き、皮をはぎ取ります。
半分はそのまま、もう半分は酢じめにして2色の寿司ネタを作ります。
まず、酢じめにしたサヨリを作ります。
酢じめにすることによりサヨリは生のままより日持ちします。
サヨリの身に塩を振ってなじませ、酢と砂糖と一緒に2時間ほど漬け込みます。
酢じめにしたサヨリの寿司ネタの完成です。
生のままのサヨリと半分に切った大葉を適量のご飯と一緒に握ります。
同じように酢じめにしたサヨリと適量のご飯を一緒に握り2色のサヨリ寿司の完成です。
それぞれ、ワサビや生姜などと合わせて食べるとより味わいが増します。
お寿司屋さんでは“かんぬき”などを使い酢じめや昆布締めにして、味わうことが多いです。
お任せコースなどで出されることが多いので、なかなか単品ではお目にかかるのは難しいかもしれません。
回転寿司でも季節商品としてさよりの寿司の値段は2貫100円くらいので、提供しているお店もあるようです。
サヨリの2色天ぷら
サヨリの天ぷらは皮の風味を楽しむことができます。
サクサクとした衣と風味豊かなサヨリの味わい食欲をそそります。
梅肉を入れた天ぷらと磯仕立ての天ぷらを作り、2色の味わいで楽しみます。
下ごしらえを終えたサヨリは、キッチンペーパーで水分をふき取り、塩を振ります。
サヨリの内側に青しそと叩いた梅肉を適量のせ、尾の方からしっかりと巻きます。
小麦粉を薄くまぶして、水で溶いた天ぷら粉を絡めて油であげて1色目完成です。
2色目はボウルに天ぷら粉と青のりを入れ水で溶き、サヨリをくぐらせます。
170度の油であげ、色が変わったら磯仕立ての天ぷらのできあがりです。
お店ではサヨリの梅肉揚げで1,000円くらいします。
そのほかにサヨリの天丼を780円で提供しているお店もあります。
サヨリの値段についてまとめ
いかがでしたでしょうか?
今回、サカマでは以下のトピックについてご紹介してきました。
- そもそもサヨリってどんな魚?
- サヨリの値段相場はいくら?
- サヨリの旬の時期はいつ?
- サヨリはどのような調理方法で楽しむことができる?外食の値段は?
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