漁港名:八戸漁港・・・特定第3種漁港
所在地:青森県八戸市
漁業協同組合:八戸みなと、八戸鮫浦、市川
主な魚種:イカ類、キチジ、ヒラメ、サケ、メヌケ、タラ、ホッキ貝、タコ、カレイ、ホッケ、サンマ、サバ、イワシ、スケトウダラなど
漁港区域は東から恵比須、鮫、館鼻、小中野の4区域に分かれており、市営の第一魚市場(鮫地区)、第二魚市場(小中野地区)、第3魚市場(館鼻地区)が設置されています。
・八戸みなと漁業協同組合
平成15年に設立され、組合員数61名(個人53名、法人8社)
八戸みなと漁協は毎日の水揚げ量や相場をブログで公開しています。最新の情報が更新されています。是非一度ご覧になってください。
・八戸鮫浦漁業協同組合協
組合員138名で、釣り、定置網、刺網、採介藻を中心に、真いか、サケ、ヒラメ、カレイ、ウニ、昆布などを水揚げします。コンブ、マツモ、ワカメは養殖もおこなっています。
・市川漁業協同組合
組合員121名、定置網、たて網が中心で、サケ、ホッキ貝、カレイ類の水揚げをします。
区域内の川にサケを放流し、サケの資源の保護拡充に努めています。
八戸漁港は昭和35年に特定第3種漁港に指定されたのを契機に、魚市場やその背後施設に基盤整備が進められ、八戸漁港を含む「八戸港」として、商業、工業も発展しています。
八戸港は観光遊覧船「はやぶさⅡ」を就航させ、4月第3土曜日から10月末まで運行しています。16トン、全長11,95mの遊覧船です。遊覧時間は40分、定員50名、大人1200円の運賃で、期間中は毎日運航しています。
鮫漁港を出発したはやぶさⅡは、八戸港を行き来する大小の漁船で活気あふれる八戸港を、海上から眺めることができるのです。船の動きにつれてウミネコが追いかけ、遊覧船から手ずから餌をあげるのも楽しい思い出になるのではないでしょうか。
八戸地域は古代縄文時代から人が居住し、多くの遺跡が発見されています。およそ5千年以前と思われる貝塚から、イカを食べていた痕跡が見つかりました。
是川縄文遺跡は国の史跡に指定されており、合掌する土偶など3点の国宝があります。
八戸港のイカの水揚げ量は全国1位です。大型のイカ釣り漁船がニュージーランド海域のスルメイカやペルー海域のアメリカオオアカイカを水揚げし、中型のイカ釣り漁船が日本周辺海域でスルメイカやアカイカの操業しています。
また小型イカ釣り漁船、底引き網漁船、まき網漁船が八戸沖のスルメイカを水揚げしています。全国のイカの総水揚げ量の30%を占めていました。
東日本大震災で大打撃を受け、多くの漁船が被害を受けました。復興に向けて新造船が建設されています。
八戸市長は毎月10日を「イカの日」、8月10日を「はちのへイカの日」に制定し、いろんなイベントが開催されています。