そもそもサワラってどんな魚?
皆さんはサワラがどんな魚かご存知ですか?
サワラはスズキ目・サバ科に属する海水魚の一種です。
サワラとは、見た目は背側が青い灰色、腹側が銀白色で、体長がほっそりと長い「狭い腹」から転じて「狭腹(サワラ)」と呼ばれるようになったといわれています。
また、サワラは漢字で「鰆(サワラ)」と書かれ、普段は沖で生活していますが、春に産卵のために沿岸やへ近づくために「春の使者」とも呼ばれます。
サワラは、成長する事で呼名が変わる「出世魚」です。
30㎝~40㎝では「ヤナギ」、40㎝~50㎝では「サゴシ」、50㎝~60㎝では「ナギ」、60㎝以上になると「サワラ」となります。
サワラは、漁獲量の多い順番に、福井県、京都府、石川県と日本海側に分布しています。
サワラの値段相場はいくら?
サワラは、1年間を通して価格が変動する魚です。
どのくらいの値段相場となるのか、みてみましょう。
市場におけるサワラの月別の平均卸売価格は?
過去五年間の豊洲市場における国産サワラ1㎏の月別平均卸売価格では、一番価格が高いのは3月で相場が1,574円、低いのは11月で相場が1,051円となっています。
季節によって価格が変動するのは、気候によって漁獲量が変動するからです。
ちなみに、2022年6月の豊洲市場における国産サワラ の平均卸価格は1㎏当たり1,549円となっています。
スーパーにおけるサワラの価格はどのくらい?
近所のスーパーや業務用スーパーでパック詰めされているサワラをみたことがある方も多いのではないでしょうか?
相場1匹どのくらいかみてみましょう。
サワラは、スーパーでは60㎝(一匹)で約5,000~7,000円程度、1切れ300~400円程度で販売されています。
比較的価格の安い時期のサワラだと、1切れ150~200円程度で購入することができますよ。
手軽に食べられる!調理済みのサワラの価格は?
魚を調理するのは少し難易度が高いし、時間もない…という方には、スーパーのお惣菜が便利です。
スーパーで取り扱っている、調理済みサワラの種類は、「塩焼き」「西京焼き」「煮付け」などがあります。
1パック200円~300円程度で販売されていますので、手軽に食べることができますよ。
見かけたらぜひ手に取ってみてください。
サワラの旬の時期はいつ?
サワラはどの時期が一番おいしく食べられるのでしょうか?
実は、サワラには旬の時期が2つあります。
関西では、鰆(サワラ)の文字にあるように、3~5月が食べごろと言われています。
一方関東では、冬が旬とされ、12月~2月が脂がのって美味しいと言われています。
このことから、関東では冬のサワラを「寒鰆」とも呼んでいます。
このようにサワラに旬が2つある理由としては、鰆が回遊魚であることが挙げられます。
季節や時期によって場所を移動するため、とれる場所によって旬が変わってくるということです。
サワラはどのような調理方法で楽しむことができる?外食の値段は?
サワラの身は白っぽいのですが、実は赤身となっています。
また、春のサワラと冬のサワラでは、味が変わってくる面白い魚です。
春のサワラは、身が柔らかく、味はクセがなくさっぱりしています。
対して冬のサワラは、脂がのっており、濃厚な味わいとなっているのも特徴です。
外食では、新鮮なサワラを使ったサワラの丼や西京味噌に漬け込んだ西京焼きが人気のメニューとなっています。
料金はお店や時期にもよりますが、1,000円~2,000円で食べることができますよ。
刺身
脂ののった冬のサワラにおすすめの食べ方です。
皮と身の間には、特に旨味が凝縮しています。
もちろん、春のサワラもあっさりした口当たりで美味しくいただけます。
バター醤油
淡白であっさりした味のサワラに、こってりとしたバター醬油がベストな組み合わせになります。
作り方も簡単で、お子様からお年寄りまで楽しめる味わいです。
皆さん、いかがでしたか?
サワラの値段相場、旬の時期や美味しい食べ方について、知っていただけたでしょうか?
市場やスーパーなどで見かけた際には、ぜひ手に取ってみて、旬の違いによる味の違いも楽しんでみてください。
サワラの値段についてまとめ
いかがでしたでしょうか?
今回、サカマでは以下のトピックについてご紹介してきました。
- そもそもサワラってどんな魚?
- サワラの値段相場はいくら?
- サワラの旬の時期はいつ?
- サワラはどのような調理方法で楽しむことができる?外食の値段は?
サカマでは、魚に関する様々な情報をご紹介しております。
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