枕崎漁港(鹿児島県枕崎市)


漁港名:枕崎漁港(特定第3種漁港)
所在地:鹿児島県枕崎市
主な魚:アジ類、カツオ、サバ、マグロ、イワシなど。
主な漁法:まき網漁業、遠洋・沿岸カツオ一本釣り
漁協:枕崎市漁業協同組合

枕崎漁港は鹿児島県薩摩半島最南端にあり、広大な東シナ海を望む景勝の地にあります。古くから「カツオの町」として1本釣り漁業を中心に、鰹節の製造の盛んな町です。

台風の時期には枕崎は台風が通過する頻度が高いため、枕崎市は台風銀座と言われていました。最近は進路が少々変わってきたため、台風の被害も少なくなっているようです。

枕崎の歴史は奈良時代から枕崎沖を貿易船が盛んに航行していたました。江戸時代の枕崎は金の採掘や、カツオ漁業で大いに栄えたところです。幕末には西郷隆盛が流刑にあった際、枕崎に宿泊したという記録も残っているようです。

大正から昭和にかけて、近代カツオ漁の祖・原耕氏が南方漁業開拓に乗り出し、カツオ漁技術の向上と、鰹節生産日本一の礎を築きました。

昭和44年3月に特定第3種漁港の指定を受け、漁港の整備も進み、伝統の遠洋漁業であるカツオの1本釣り漁業を中心に、「カツオの町・枕崎」発展の基盤を作り上げてきました。

枕崎漁港は漁港単独では日本で初めて貿易港として開港指定され、南の水産物流通拠点の重要な漁港として発展しています。

枕崎市漁業協同組合は、カツオの町枕崎で、漁獲・製造・販売のすべてを行う日本唯一の漁協です。

枕崎市漁協では遠洋カツオ1本釣り漁船2隻を所有しています。その漁法は活餌をまいて疑似餌を使って竿で釣る日本古来の漁法です。

1匹ずつ釣り上げるため数は多くありませんが、扱いが丁寧なため、鮮度のいいカツオを提供できるのです。

枕崎の特産は何と言っても「カツオ製品」が一番です。カツオを使った代表的な料理に「カツオの刺身、タタキ」「カツオのビンタ料理」「カツオのハラスの塩焼き・天ぷら」「カツオの泡子白子の煮もの」などがあります。

カツオの加工品としては「鰹節」「フィレ」などがあります。

枕崎は辛党に圧倒的な人気のある、あの焼酎があるのです。あまりにも有名な「さつま白波」を筆頭に、「枕崎」「神の河」「我は海の子」など全国に名を馳せた焼酎があります。

また、地ビールもそろっており、「サツマパープル」「サツマゴールド」「サツマブラック」など個性豊かな3タイプの地ビールを生産しています。

また、カツオラーメンも研究の結果完成しています。カツオをふんだんに使ってDHAの入ったスープと麺に工夫が凝らされ、体にも脳にも栄養を考えたラーメンができました。

その他豊富な文化財もあり、観光スポットとして、「海幸彦、山幸彦」の伝説にちなみ、その縁を探索しながら景勝地も巡る楽しみがあります。

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