魚に関することいろいろ

佃煮のおはなし その1

前回、海苔のおはなしをしていたときに佃煮について少し触れましたので、今回はもっと佃煮について色んなおはなしをしてゆきたいと思います。
皆様、炊き立てのご飯の準備はよろしいでしょうか?ではでは、レッツゴー!

さて一般的に佃煮とは小魚、小エビ、貝類、昆布など水産物や野菜、農産物、牛肉のしぐれ煮などのような肉類を原料にして、砂糖や醤油、飴、みりん、調味料などで作った濃厚な味わいの調味液を浸透させて且つ、甘辛く煮つめたもののことをいいます。
日本各地にはご当地の食材を生かした佃煮が沢山あり、有名なものではイナゴや蜂の子など昆虫を原材料にした長野県の佃煮がありますね。
蜂の子の佃煮、ワタクシは食べたことがありませんがとても美味しいようです…。

佃煮の始まりとは今から遡ること400年前、江戸の佃島で生活している漁民たちが江戸湾で獲れた魚のうち、商品にならない小魚や貝類などを甘辛く煮詰めて食べていたことが起源とされています。
その頃は冷蔵技術がなかった時代だったので、魚を醤油で煮詰めることで長期保存ができるといった生活の知恵だったのです。
また当時は現在のように漁業技術が発達していない時代、不漁になったときは今以上に深刻な事態になっていたのです。
そのため不漁時の備蓄食品、漁にでるとき船内で食べる食事という“保存食”の役割が佃煮にはあったのでした。

漁民の間で佃煮文化が根付いてからしばらく経ったときのこと。
漁民たちは江戸湾で獲れた魚で雑魚が多いときは佃煮を大量に作って町人に売り出すことを始めます。
美味しいのに価格が安く、しかも物持ちがとてもいいことから瞬く間に江戸の町人の間で人気商品となったのです。
更に参勤交代の武士たちが江戸の土産として各地に持って帰ったので、全国的に佃煮が普及することになります。

ちなみに佃島で漁業に従事していた漁民たちの故郷は摂津国の佃村、つまり大阪です。
現在の大阪市西淀川区佃、大阪市と尼崎市の境となる神崎川の中州です。
江戸初代将軍・徳川家康公が江戸に入るとき佃村の漁民を江戸に呼び寄せ、その見返りに「特別漁業権」を与えました。
この漁業権は佃の漁民が、家康公のかつてない苦難に遭遇したときに助けたことによる感謝の気持ちと云われています。

画像出典元:http://maternitylife.info/817/

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