もずく


海藻類を色で分けると、褐藻・緑藻・紅藻類の三つに大別されます。
モズクはワカメ、コンブ、ヒジキ、ハバノリなどと同じ褐藻類の仲間です。

モズクは褐藻綱ナガマツモ目モズク科モズク属に分類されます。
関東・北陸以南の各地の沿岸に分布していますが、特に多いのは日本海沿岸です。

「モズク」は古くから全国各地で食用にされてきた海藻の仲間であり、沖縄地方では昔よりモズクを三杯酢で食されていた為、酢のり=「スヌイ」とも呼ばれております。このモズク類は多くの種類があり、その中で主に食用とされているのは6種類で国内で産業的規模の養殖は沖縄だけが成功した地域であります。

養殖されている種類としては「オキナワモズク」(通称:フトモズク)と「モズク」(通称:イトモズク又はホソモズク)の2種類があります。

その中のほとんどが「オキナワモズク」で形態は粘着に富み、太さ1.5~3.5mmの褐色から黒褐色の枝が不規則に分岐した琉球列島特産種で全国一の生産量を誇っております。
食卓に上がった時の色を思うとワカメなどは特に緑藻ではと思いがちですが、細胞に黄褐色の色素体を持つため、体色は褐色です。
それが湯を通すと退色して、その下地の葉緑素の緑色が見えてくるというわけです。

モズクの食べ方といえば、三杯酢で食べるモズク酢が有名ですね。
三杯酢とは・・・酢3:醤油1:砂糖2を混ぜ合わせたお酢のことです。(※土佐酢=三杯酢+だし汁)
1度に作り保存する場合には、土佐酢や三杯酢に漬け込んでタッパーに入れて冷蔵庫へ。(約1週間位もちます)

暑い夏に、さっぱりとモズク酢はいかがでしょうか!

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