アカムツ(ノドグロ)と同じく、ムツ科の高級魚です。
とりわけ、ムツ科の中では一番希少性があります。
ムツというのは四国地方の方言の「ムツコイ」に由来すると言われます。
これは味が濃いとか、しつこい、脂っこいという意味だそうです。
昔は、魚の脂はあまり評価されずに、マイナス要因でもありました。
クロムツは、深海に生息しており、纏まって獲れないため、なかなか水揚げされません。
水深200~700mの岩礁域に住み、小魚やエビ・カニ類、イカ類などを食べる、非常に大食の魚です。
食い溜めができるように大きな胃袋を持っており、これは、餌の少ない深海で暮らす魚の特徴です。
鱗(ウロコ)は軟らかく大きく取りやすく、皮は厚みがあります。
透明感のある白身ですが、脂が非常に乗っているため、身に脂が混在しており白濁しやすいです。
熱を通したとき、硬く締まらないです。
煮付けの旨さは定評がありますが、汁にしたとき身とアラから上品でコクのある出汁が取れます。
画像出典元:http://blogs.yahoo.co.jp/yuhei1017/32749391.html
新鮮な鮮魚が手軽に買える、サカマアプリ
この記事が気に入ったら
フォローしよう
最新情報をお届けします
Twitterでフォローしよう
Follow sakamainc