そして、とうとうサケのお話は10話目に突入してしまいました。
サケの行動やメカニズムが調べれば調べるほど興味深くなり、そしてサケというものが愛おしく思えてきました。
第一話からお読みになり、飲み会などで焼きサケを前に蘊蓄を語れば、きっと思い焦がれるあの子があなたを羨望の目で見ていることでしょう。
昨日、サケのハラミが食べたくなって魚屋を何件か巡りましたが、これまた売っていないんです。
とろけるサケのハラミを食べたい気分は高まったままなのですが、何処にも売っていないんじゃあ仕方がない。
諦めて秋サケの切り身を買って帰宅しましたが、なんと家の隣にある“まいばすけっと”にハラミのネギ塩降りが売っているではありませんか。
灯台下暗しとはこのことだなと思いつつ、数パック買い占めて参りました。
冷蔵庫いっぱいに入っている秋ザケの切り身やハラスのパックの存在に、家の者は呆れております。
さてさて前置きがすっかり長くなりました。
去ること2週前の10月1日、北海道定置網協会と札幌消費者協会の共催によって「親子秋さけ講習会」が札幌市内で行われました。
北海道立総合研究機構フェローの河村博氏を招き、応募した17人の親子に「さけがむすぶ人のくらしと自然のつながり」という講演です。
サケはヒトに限らず、様々な生物の命を支えていること、そして地球上の森・川・海をつなぐ大切な生き物であり、生物の生態系に大切な役割を果たしていることを解説しました。
そして、われわれ人間はサケに対して、
・サケを残らずきれいに食べて命をつなげること
・川に魚道を作って、サケを森・川・海とつなげること
・サケについて正しい知識を学ぶこと
以上の3つを実践することを提案しました。
自分の五感を駆使して学ぶことで、一生懸命に生きて様々な動物に命をつなぐサケについて知ることができ、自分たち人間の暮らし方も見直せるきっかけになるかもしれないとレクチャーしました。
講演の後は秋サケ、ブナ、川を登って産卵した親魚のオスとメスを実際に触りながら、体の大きさや特徴などを観察しました。
産卵を終えて天命を果たした親魚を見て、子供たちは何を思い感じたことでしょう。
そして最後は皆さんお待ちかねのお食事の時間です。
子供たちが一生懸命調理した、秋サケのそぼろ親子丼はとても美味しかったそうです。
子供たちの魚離れが進んでいると言われ続けておりますが、実際に魚に触れて観察をすることで興味が沸くことであると思います。
画像出典元:http://elliottyy.exblog.jp/8570251/
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