寒くなると東北や北海道から、脂が非常によく乗ったニシンが水揚げされた便りが届きます。
本州東北地方より北に生息するニシンはマイワシに似ていますが、マイワシよりも体が平たく背びれがやや後ろにあります。
秋を過ぎるとニシンは産卵のために栄養を沢山摂るので、身が太った大ぶりのニシンになり、一番美味しい旬の季節になるのです。
脂の乗りが良いため、焼いたときに漂う脂の香ばしい匂いが食欲を掻き立てます。
濃厚な身の味わいは焼きや煮付けで十分に堪能できますが、新鮮なものは是非刺身でいきたいものです。
そして、正月のおせちには卵の“数の子”が欠かせません。
北海道各地と三陸がニシンの主な水揚げ港です。
遥か昔、ニシンが大漁だった頃、北海道では“バカイワシ”と呼ばれていました。
春先の産卵期になるとニシンの大群が海岸に押し寄せてくるので、手づかみで獲れたからといいます。
いつしかニシンの漁獲量は急激に落ち込んでしまい、1950年代には100万トンも獲れたものが今では5万トンとなり、貴重な存在の魚になってしまいました。
今では若い魚を獲らないなど漁の自主規制が強化されており、ここ最近では水揚げの増加の兆しが見えています。
画像出典元:http://blog-imgs-46-origin.fc2.com/i/c/h/ichii445/ni2.jpg
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