さかなの知識 夏に食べたいお魚 マナガツオ まだ梅雨が明けていない関東ですが、7月に入り日差しが一段と強くなっています。 今日、横浜で今年初めてのセミの音を聞きました。 盛夏にあちこちから聞こえるセミの合唱はうだる暑さが相なって辟易としてしまいますが、季節の初物に出くわしたときは何はともあれ嬉しく感じてしまいます。 閑話休題、セミの音といえば関東はアブラゼミの「... サカマ
さかなの知識 鳴く魚(ホウボウ) 日が暮れて周りが暗くなるとき、海から「グワッグワッ」、「ボーボー」と不気味な音が聞こえてきます。 それまで穏やかな海の光景が一転して恐怖に感じてしまい、さっさと釣り竿を片づけて帰りたくなるものです。 そんなときに限って釣り竿にアタリがあるもので暗闇の中、恐る恐る釣り上げると真っ赤なホウボウが釣れました。 とても大きな鳴... サカマ
さかなの旬 土用の丑の日と鰻 7月に入りました。 まだ梅雨が明けてはいないものの、晴れ間から覗く太陽の強い光にすっかり溶けてしまっています。 夏は好きな季節なのですが、年々暑さに対する耐性が弱くなっている気がします。 海に出掛けて真っ黒になるまで焼くなんてとんでもない、今そんなことしたらヤケドしてしまいそうだ。 今日もエアコン全開で涼しく仕事してい... サカマ
さかなの知識 クロマグロの名門水揚げ漁協の破たんとクロマグロの今後 今年5月、和歌山県那智勝浦町の「勝浦漁協」が経営難により破たん・解散となってしまいました。 漁業関係者の間では「全国で有数のクロマグロ水揚げ地なのに何故なのか!?」という驚きの声があちこちで聞こえます。 勝浦漁協は今年初めに400キロ級の超大型マグロを水揚げして話題になりましたが、全体の水揚げ量としては低下していました... サカマ
さかなの旬 ケンサキイカ ケンサキイカ(剣先烏賊)は本州中部より南の沿岸に生息し、秋から冬にかけては水深80mから100m程の深海に潜み、春から夏にかけて産卵のため水深20mから40m程の浅い内湾に寄ってきます。 地方によってはアカイカ(赤イカ)とも呼ばれています。 スルメイカ、ヤリイカよりも温暖な海域に生息します。 身が赤いので関東では「アカ... サカマ
さかなの旬 チーズのような食感!ヨーロッパイチョウガニ 真上から見た甲羅の形が扇形をしており、イチョウの葉のような形であることからその和名がついています。 全体がズングリとしていて、はさみ脚が大きいわりには歩脚がやや短い外観をしています。 ヨーロッパでは代表的な食材として人気があります。 ヨーロッパイチョウガニは、最近ではレストランで出されるために日本に輸入されています。 ... サカマ
さかなの旬 鰊(ニシン) 戦後しばらくは北海道周辺に回遊するニシンが沢山おり、いつもニシン漁の船は大漁で港に帰ってきていました。 ところが1950年代になり急激に姿が減り、年間100万トンあった漁獲量が5万トンまで落ち込みました。 漁獲以外に海水温の上昇など海域の変化が推測されますが完全には解明されていません。 自主的な行動で漁具の網目を大きく... サカマ
さかなの旬 入り梅イワシ マイワシが脂が乗って大きく太った状態を大羽イワシといいます。 この大羽イワシが銚子の沖合で梅雨時期に獲れたものを入梅イワシといい、特別な存在のものなのです。 イワシは、数十年周期で増減を繰り返すことで知られ、今は漁獲量が減っているため、ピーク時の80年代のような「安い」魚ではなくなりました。 マイワシ・カタクチイワシ・... サカマ
さかなの旬 マルガニ(ヒラツメガニ) マルガニやヘラガニと呼ばれて流通しているヒラツメガニです。 第五脚は遊泳脚となっており、爪先が平たいことからヒラツメガニと謂れています。 英語ではスイミングクラブと呼ばれます。 北海道南部から沖縄と日本各地で揚がる小型のワタリガニです。 食用としての人気は勿論、釣りの対象としても人気があります。 纏まった数で獲れるため... サカマ
さかなの旬 コロダイ 黄色い斑点が無数に付いているのが特徴的なコロダイです。 古くから西日本では食用の魚として親しまれていますが、東日本では流通が少ないため、いまいち馴染みがありません。 「ころだい」は和歌山県での呼び名を標準和名にしたものです。 和歌山県では猪の子供を「ころ」と呼び、コロダイの稚魚にある斑紋がその猪の子供のものに似ているた... サカマ