さかなの旬 今日の魚 クロメヌケ 冬になると、連日北海道の港よりクロメヌケの水揚げの便りが届きます。 真っ黒なこの魚は、カサゴ目フサカサゴ科に属しているメバルの仲間で、北海道では“アオゾイ”と呼ばれています。 日本沿岸では岩手県より北の太平洋、オホーツク海、日本海北部方面の冷たい海の200メートル程度の水深域に生息しています。 特にオホーツク海周辺での... サカマ
さかなの旬 今日の魚 メジナ 全長60㎝程度で、青緑色を帯びた灰色の魚です。 食用魚としては若干地味な存在ですが、浅瀬やタイドプールなどに生息しているため、磯釣りファンには人気がある魚のひとつです。 北海道南部から台湾にかけて幅広い海域に生息していますが、沖縄本島など琉球列島では滅多に水揚げがありません。 メジナの旬は秋から冬にかけて、この時期にな... サカマ
さかなの旬 今日の魚 キジハタ 北陸では「ナメラ」の名前で呼ばれているキジハタです。 魚体に雉のような朱色の斑点が無数についていることが名前の由来です。 関西では「あこう」と呼ばれており、特に夏に重宝されて「冬のふぐ、夏のあこう」と言われるほどです。 津軽海峡から九州南岸の太平洋と広い範囲に生息しておりますが、水揚量はとても少なく、市中の鮮魚店やスー... サカマ
さかなの旬 マイワシ生息数を読む その3 ふ化した仔魚の生存率が少しでも高くするため、餌となる動物プランクトンが潤沢にある温暖な海域で産卵をすることはマイワシのDNAに刻み込まれており、日本沿岸では黒潮域が主たるマイワシの産卵場となります。 黒潮域は西から東に向けて毎時3~5キロメートルの潮の流れがあり、まだ十分に泳ぐことが出来ない仔魚は黒潮に流されながら一日... サカマ
さかなの旬 マイワシ生息数を読む その2 こんにちは。 全国お魚ファンの皆様、如何お過ごしでしょうか。 冷たい北風を顔に受けるにつけ、冬の気配が日に日に強まってきていることを感じます。 街に出ると、早くも街路樹がクリスマスイルミネーションで飾り付けされており、2016年もそろそろ終わろうとしています。 今週、真冬のコートを出しました。 つい一か月前は日中を半袖... サカマ
さかなの旬 マイワシ生息数を読む その1 古来より日本人の食卓で、馴染みが深い魚介類のひとつにマイワシが挙げられます。 子供のときは小骨が多いイワシの料理は好きではありませんでしたが、ようやく大人になった頃、マイワシ(とくに大羽サイズ)の脂がとろける旨さが病みつきになってしまっています。 さてそんなマイワシですが、日本での水揚げ量は1988年(昭和63年)の4... サカマ
さかなの旬 今日の魚 タチウオ 鮮やかな銀色がとても美しいこの魚は、鋭い顎が刀の様に見えます。 名前の「太刀」のとおり、歯が鋭いため軽く触れただけでも怪我をする恐れがありますので、捌くときは十分に気を付けて下さい。 鋭い顔のタチウオはカマスと並んで「海のギャング」と呼ばれており、気性が非常に激しく、常に小魚を追い回して捕食しています。 タチウオの鮮や... サカマ
さかなの旬 今日の魚 ニシン 寒くなると東北や北海道から、脂が非常によく乗ったニシンが水揚げされた便りが届きます。 本州東北地方より北に生息するニシンはマイワシに似ていますが、マイワシよりも体が平たく背びれがやや後ろにあります。 秋を過ぎるとニシンは産卵のために栄養を沢山摂るので、身が太った大ぶりのニシンになり、一番美味しい旬の季節になるのです。 ... サカマ
さかなの旬 今日の魚 スルメイカ スルメイカは日本の食文化に深く根付いており、古来ではスルメイカは朝廷の贈り物として貢がれていました。 そして、今でも縁起の良い魚介類のひとつであり、祀りごとに用いられています。 スルメイカの最大漁獲国および消費国は日本ですが、最近の世界的和食ブームで多くの国に向けてスルメイカが輸出されています。 墨を吐きながら群れを成... サカマ
さかなの旬 130万円のカニ!! 寒くなると食べたいもの、魚介類ファンの皆様にとってカニは外せませんよね。 眼鏡を曇らせてカニすきを突きつつ、熱燗を煽る…そしてたらふく食べたあとは温泉だ。 あぁ、いいなぁ…想像するだけでヨダレが垂れてきてしまいますが、なかなか簡単に叶う夢ではない。 せめてものの慰みに旅行代理店の店頭にあるカニ尽くしツアーのパンフレット... サカマ