かご漁業


かご漁業(知事許可漁業または免許漁業)
「かご漁業」とは、通常えさを取り付けたかごを海底に仕掛け、匂いにつられて入ってきた生物を捕る漁法です。
えさには、冷凍サバ、ホッケ、小さなソウダガツオ、シイラ、ベニズワイの水ガニなどが使用されます。
漁獲対象とする魚種やサイズ、仕掛ける場所によって、用いるかごの形や網目の大きさが異なっており、ベニズワイを捕るカニかごは、
バイ類やエビを捕るものよりも大きなかごが用いられています。
当然のことながら、網目が大きければ小型の個体は網から抜け出して、大きな個体のみが捕獲されます。
例えば、カニの場合、かごが仕掛けられていた直後は、えさの誘因力により大小様々なカニがかごの中に入りますが、
3〜4日ほどして中のえさが食べ尽くされると、甲幅(甲羅の幅)9cm以下の小型の個体は網目から抜け出して行くことが分かっています。
ベニズワイでは資源保護のため、甲幅9cm以下の雄と雌が漁獲禁止となっています。

このように、網目などを工夫をすることで、かご漁業は資源管理にもつながる、合理的な漁法と言えます。

画像出典元:長崎県漁政課

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