さかなの知識 ヒラメを生きたまま水なしで運べる箱 青森県立八戸水産高校で、ヒラメの輸送に画期的な箱を考案しました。水産物輸送の課題であった鮮度を保ちながら輸送コストの低減が図れる方法が開発されたのです。 水産高校では2年間の研究成果で、本来なら冬眠しないヒラメをある特定の水温で冬眠させ、さらに低温の海水に入れておけば、52時間生存させることに成功。 冬眠中のヒラメを取... サカマ
さかなの旬 鮑(アワビ) 貝を食材とした日本料理のうち、料理の種類が一番多いのがアワビです。 アワビの、この姿、形、味は、まさに貝の王様と言えると思います。 『魚鑑』に「志摩の鮮鮑」とあり、志摩半島(三重)の海女のアワビ採りは夏の風物詩でもあります。また、最も美味しいのもこの夏です。 日本近海に生息するアワビは、大きく分けて4つに分けられます。... サカマ
さかなの旬 舌平目(シタビラメ) 舌平目には「しまうしのした」・「あまみうしのした」などの種類があるが、一般的に流通しているのは「アカシタビラメ」と「クロウシノシタ」です。 一般的の「赤舌」、「黒舌」の名で通っており、名のとおり、赤と黒色をしています。 産卵期は5~9月頃で、沿岸の浅海で産卵する。孵化(ふか)時の体長は1~2㎜程度。10㎜前後まで成長し... サカマ
さかなの旬 剣先烏賊(ケンサキイカ) イカの種類は世界で300種以上、日本近海だけでも80種位は生息します。その中でもケンサキイカは「イカの王様」と称され、一、二をあらそう美味と評価されています。 また、ケンサキイカで作る干しするめは「一番するめ」と呼び、古くから最高級品とされてきました。 ちなみに、スルメイカで作るものは「二番するめ」と呼ばれます。 この... サカマ
さかなの旬 真魚鰹(マナガツオ) マナガツオは、俳句では冬の季語になっていますが、漁期は夏です。その中でも、さらに産卵前の身の張って美味しいのが、初夏から夏にかけてです。 今でも京都では懐石料理に好んで用いられ、高級魚として扱われています。 マナガツオの語源は産卵期の6~7月に内湾へ移動し、秋に外洋に去る習性がカツオと類似す為とか、カツオとは無縁だがカ... サカマ
さかなの旬 真鯵(マアジ) マアジは古来から重用され、平安時代には神饌や行事食に用いられていたと言われています。江戸時代の『本朝食鑑』では、多くの魚の中でもアジに関してはその味の良さをベタほめしています。 しかし、この時代では鮮度の良いものは手に入らず、タタキのように刺身で食べるのは漁師の特権だったのでしょう。 真鯵には大きく分けて2種類あります... サカマ
さかなの旬 もずく 海藻類を色で分けると、褐藻・緑藻・紅藻類の三つに大別されます。 モズクはワカメ、コンブ、ヒジキ、ハバノリなどと同じ褐藻類の仲間です。 モズクは褐藻綱ナガマツモ目モズク科モズク属に分類されます。 関東・北陸以南の各地の沿岸に分布していますが、特に多いのは日本海沿岸です。 「モズク」は古くから全国各地で食用にされてきた海藻... サカマ
さかなの旬 平鰤(ヒラマサ) 姿形などに風格があるブリ仲間の高級魚です。ブリやカンパチなどと一緒に泳いでいることも多いです。 「ブリ御三家」と呼ばれるのは、ブリ、カンパチとこのヒラマサです。その中でもヒラマサは脂肪分が少なくさっぱりした魚です。 しかし、独特の風味と歯ごたえがあり、「青背の貴公子」とも言われます。 また、釣り人にも人気の魚で、針にか... サカマ
さかなの旬 間八(カンパチ) カンパチは、ブリやヒラマサと共にブリ御三家の一門で、御三家はどれも味が良く、歳時記にも名前を残している名門です。 この黄色い線が八の字に見えることから「間八(かんぱち)」と呼ばれます。 また、方言でカンパチとは暴れ者のこと、この魚の性格からこの方言によっての呼び名であると言う説もあります。 魚屋さんや、飲み屋さんでは... サカマ
さかなの知識 遠洋漁業について 遠洋漁業の定義は、自国の排他的経済水域(200海里水域…370,4km)の内外での大型船による漁業をいいます。 公海や外国の200海里水域内を漁場とすることもあります。世界の海域を股にかけて船団を組んで漁業活動をします。 遠洋漁業は一ヶ月から一年半に及ぶ日数を要すため、採算性の高いマグロやカツオを主な漁獲種にすることが... サカマ