さかなの旬 マイワシ生息数を読む その2 こんにちは。 全国お魚ファンの皆様、如何お過ごしでしょうか。 冷たい北風を顔に受けるにつけ、冬の気配が日に日に強まってきていることを感じます。 街に出ると、早くも街路樹がクリスマスイルミネーションで飾り付けされており、2016年もそろそろ終わろうとしています。 今週、真冬のコートを出しました。 つい一か月前は日中を半袖... サカマ
さかなの旬 マイワシ生息数を読む その1 古来より日本人の食卓で、馴染みが深い魚介類のひとつにマイワシが挙げられます。 子供のときは小骨が多いイワシの料理は好きではありませんでしたが、ようやく大人になった頃、マイワシ(とくに大羽サイズ)の脂がとろける旨さが病みつきになってしまっています。 さてそんなマイワシですが、日本での水揚げ量は1988年(昭和63年)の4... サカマ
さかなの旬 今日の魚 タチウオ 鮮やかな銀色がとても美しいこの魚は、鋭い顎が刀の様に見えます。 名前の「太刀」のとおり、歯が鋭いため軽く触れただけでも怪我をする恐れがありますので、捌くときは十分に気を付けて下さい。 鋭い顔のタチウオはカマスと並んで「海のギャング」と呼ばれており、気性が非常に激しく、常に小魚を追い回して捕食しています。 タチウオの鮮や... サカマ
さかなの知識 シーモンキーと種苗生産のお話 その3 えーと、思いの外執筆している自分だけが盛り上がり第3話に突入してしまいました。 さて前回の続き、2004年のアメリカのアルテミア不漁のお話をしましょうか。 結局、アメリカ産のアルテミアは全くと言っていいほど入手することができず、東南アジアの某国産のものを代替使用することにしました。 見積もりを取ったとき、普段のアメリカ... サカマ
さかなの知識 シーモンキーと種苗生産のお話 その2 さて、前回の続きです。 生まれたての仔魚が餌を食べだすようになる頃、魚類種苗生産機関では動物プランクトンの“シオミズツボワムシ”を最初に与えることを綴りました。 ワムシを食べ始めた仔魚はすくすくと育ち、それに伴い摂餌量も増えます。 1㎜成長することに摂餌量の増え方は倍数ではなく乗数の勢いで増えるため、そのうちにワムシだ... サカマ
さかなの知識 シーモンキーと種苗生産のお話 その1 先日、妻が突如「シーモンキー」を飼いたいと言い出しました。 遥か昔、おもちゃ屋さんで“宇宙からの生物”と称して販売していたアレです。 カルキ抜きした水に培養液やらインスタントラーメンの粉末スープのような粉末を入れて放っておくと、卵がふ化して小さな桃色の物体がワサワサと水槽の中で泳ぎ、さらに酵母などの餌を与えると1㎝程度... サカマ
さかなの旬 今日の魚 ニシン 寒くなると東北や北海道から、脂が非常によく乗ったニシンが水揚げされた便りが届きます。 本州東北地方より北に生息するニシンはマイワシに似ていますが、マイワシよりも体が平たく背びれがやや後ろにあります。 秋を過ぎるとニシンは産卵のために栄養を沢山摂るので、身が太った大ぶりのニシンになり、一番美味しい旬の季節になるのです。 ... サカマ
さかなの旬 今日の魚 スルメイカ スルメイカは日本の食文化に深く根付いており、古来ではスルメイカは朝廷の贈り物として貢がれていました。 そして、今でも縁起の良い魚介類のひとつであり、祀りごとに用いられています。 スルメイカの最大漁獲国および消費国は日本ですが、最近の世界的和食ブームで多くの国に向けてスルメイカが輸出されています。 墨を吐きながら群れを成... サカマ
さかなの旬 130万円のカニ!! 寒くなると食べたいもの、魚介類ファンの皆様にとってカニは外せませんよね。 眼鏡を曇らせてカニすきを突きつつ、熱燗を煽る…そしてたらふく食べたあとは温泉だ。 あぁ、いいなぁ…想像するだけでヨダレが垂れてきてしまいますが、なかなか簡単に叶う夢ではない。 せめてものの慰みに旅行代理店の店頭にあるカニ尽くしツアーのパンフレット... サカマ
全国の漁港紹介 震災復興の足跡・宮城県女川の全自動冷凍冷蔵倉庫完成 東北各地に未曾有の被害を与えた東日本大震災から5年と7カ月。 大地震で壊滅的な被害を受けた女川は、水産の復興に全力を注ぎました。 そして今では街は活気を取り戻し、年間水揚げ額が震災前よりも増加しています。 震災前の年間水揚げ額が80億円でしたが、現在では88億円に達しています。 現在、三陸沖の好漁場で獲れた沿岸漁業のサ... サカマ